夏休み科学教室(理工学部)

理工学部は8月20日、「夏休み科学教室」を生田キャンパスで開催した。これは、実験・実習・工作を通じて自然科学の不思議や、ものづくりの面白さを体験してもらうことを目的に、小中学生とその保護者を対象として例年8月に実施しているもの。理工学部のホームページから事前申し込み制で、当日は保護者を含めて約370人が参加した。
理工学部の全8学科が分野別にプログラムを用意。電気電子生命学科による「太陽電池で動くラジオ!」、機械情報工学科による「ブラシで走るミニロボット」、情報科学科による「Scratchプログラムでコンピュータ用のゲームを作ろう」など、合わせて10種類のプログラムが実施された。
各プログラムとも実際に手を動かして対象物の変化や動きを感じられる内容となっていて、どの会場でも参加した小中学生らが夢中になって取り組んでいる光景が見られた。また、実験・工作のサポートに大学生や大学院生らが当たり、安全に配慮した運営が行われた。



植物工場でやさいを育ててみよう(植物工場基盤技術研究センター)

植物工場基盤技術研究センター(センター長=池田敬農学部教授)は、8月1日、「植物工場でやさいを育ててみよう~体験型学習講座~」を開催した。これは、植物工場の普及活動および地域社会との交流の一環として例年夏に行われている企画で、小学生を対象として工場内のクリーンルームでの野菜作りが体験できるというもの。
参加した小学生20人は、ミニ講義を受けた後、播種(種まき)・定植(植え替え)・収穫・クリーンルーム内作業を体験した。小学生は「野菜を刈り取ったり、工場に入れたり楽しかった」と笑顔を見せた。小学生らが白衣姿で作業する様子を見守っていた保護者からは、「新しい農業の在り方が理解でき、子供だけでなく、保護者にとっても興味深い企画だった」「このような良い施設で勉強できるとは知らなかった。できれば進学させたい」などといった声が寄せられた。
植物工場基盤技術研究センターは今後も、機能性野菜類の開発・栽培技術などの研究および人材育成を通して、社会に貢献する活動を継続していく。

夏休み子ども古墳教室(博物館)

昨年・一昨年に引き続き、小・中学生を対象として7月30日に博物館主催の古墳教室を開催した。今年のテーマは古墳の上に並べられた「 埴輪 」で、当館が収蔵している茨城県 玉里舟塚 古墳や西町古墳の埴輪を観察しながら、作り方や作られた意味について学んだ。参加者は小学1年生~中学3年生の児童生徒計13人と保護者11人の計24人で、1mもある大型の「馬形埴輪」を間近で見学したり、「家形埴輪」の破片を実際に手に持って重さを知る体験を行った。(博物館事務室)
子どもれきしアカデミー(博物館学生広報アンバサダー)

千代田区内の小中学生を対象として、8月9日に博物館学生広報アンバサダーが開催した。この企画は、千代田区内の大学と千代田区の連携協力に関する基本協定に基づき、区の掲示板と公式LINEを通じて周知され、空瓶と紙粘土で工作する「身近なもので縄文土器を作ってみよう」と、本学学生が案内する「アンバサダーと明治大学博物館を見学しよう」が行われた。いずれも多くの参加者でにぎわい、終了後にはイベントへの満足や次回の開催を期待する声が寄せられた。(博物館学生広報アンバサダー・木下奈映〈文2〉)