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2024.12.12

福島県大熊町で観光まちづくりプランを発表|政治経済学部・奥山ゼミ

政治経済学部

政治経済学部・奥山雅之ゼミナール(古森万結さん、田上大晟さん、渡邊紗季さん、阿部ひなたさん、永瀬翔大さん、大倉颯太さん、いずれも3年)が11月22日、福島県大熊町にて、吉田淳大熊町長をはじめとする関係者を前に、観光まちづくりプランを発表した。

これは、本プランが「大学生観光まちづくりコンテスト2024福島復興ステージ」においてグランプリ(観光庁長官賞)を受賞したことから、コンテストの特別協力者である公益社団法人福島相双復興推進機構のサポートにより実現したもの。

「おいでよ 絵本とゆめの森:町を知り、町を描く絵本創作ツアー」と題したこのプランは、震災によって一度人口がゼロになった過去を持つ大熊町を舞台に、「過去を学び、現在を感じながら、未来を創造するプラン」としてゼミ生らが作成。関東圏在住の小学1〜3年生とその家族をターゲットに、絵本創作を通じて町の子どもたちと一緒にワクワクを体験するという内容で、町の過去と現在をつなぐ地域資源である「本」「キウイ」を活用し、未来の関係人口創出を目指している。さらに、大熊町の「絵本の町」としてのプレイスブランディングにもつなげていく考えだ。

プレゼンテーションでは、ゼミ生らが約半年間にわたって取り組んできた調査や分析の結果を基に、大熊町の関係者らに具体的な提案を行った。吉田町長からは「ぜひプランの実現に向けて頑張ってほしい」、関係者からは「新しい視点が取り入れられており、町の将来に希望を感じる」とのコメントをいただいた。

今回の活動は、ゼミ生らが地域の課題解決に主体的に取り組む貴重な機会となった。奥山ゼミでは、今後も地域と連携した実践的な学びを通じて、ゼミ生らの成長を支援していく。

参加した奥山ゼミのゼミ生ら