農学部・本所靖博ゼミナール(環境資源会計論研究室)は、12月7日・8日の2日間、神奈川県川崎市で開催された「第45回かわさき市民祭り」に出店し、オタフクソース(株)とのコラボレーションで、片手で手軽に食べることのできる「大阪焼き」を販売した。
本所ゼミは、「つくる人と食べる人をどうつなぐか」をテーマに、農家や企業などの生産者と共同で、援農、マルシェへの出店、商品開発、メニュー開発など、「畑から台所まで」幅広く社会的な課題に取り組んでいる。オタフクソース(株)と同ゼミは、2022年から「関東に粉モン文化をどう広めるか」を課題に据え、産学連携の取り組みを始めた。同社営業本部(東京都江東区)でお好み焼きの「焼き」研修を受け、学生がオリジナルの野菜お好み焼きを考案するなどし、同市多摩区のイベントに出店・販売してきた。
今回のイベントでは、本所ゼミがフィールドワーク実習でお世話になっている福島県飯舘村の渡邊とみ子さんが育てた「いいたて雪っ娘かぼちゃ」を使用したオリジナルの大阪焼きを販売。出展ブースには行列が絶えず、2日間で準備した1000個全てを完売した。購入客の中には、出店の経緯について興味を持ち、話を聞いたり、「頑張ってね」と声を掛けてくれたりする方もおり、ゼミ生の活動の励みになった様子だった。
次回の産学連携活動は、12月21日に同市新百合ヶ丘駅前で開催される「しんゆりフェスティバル・マルシェ」に、東洋水産(株)とのコラボレーションで、マルちゃん正麺キッチンカーの出店を予定している。(農学部事務室)