商学部・所康弘ゼミナールは、1月18日、駿河台キャンパス・グローバルフロントで、市民参加型のSDGs映画祭「第2回 Latin American and Caribbean Films for “Future” ――ラテンアメリカ・カリブ映画で触れるSDGs」と、多文化共生・異文化理解ワークショップ「海の向こうってどんな世界? みんなでめぐるラテンアメリカ多文化ツアー」を開催した。
映画祭では、満席の熱気の中、外務省中南米局中米カリブ課長の佐藤慎市氏、駐日メキシコ大使館文化担当官のMaría Torillo氏、駐日コロンビア大使館特命全権大使のGustavo Makanaky Córdoba大使、三等書記官のPablo Cardona氏、そして駐日エクアドル大使館のMaría Elena Moreira公使がスピーチを行い、自国映画の上映への感謝を述べるとともに、日本とラテンアメリカ諸国との文化交流がもたらす未来への希望を語ると、会場は温かい拍手に包まれた。

上映された映画は、メキシコ、コロンビア、エクアドルの3作品で、それぞれが国際的な映画賞に輝いたり、国連女性機関(UN Women)との共作であったりと、観客を引きつけるストーリーであった。観客からは「3作品とも違う国、異なる内容で、新しい視点を得られた」「珍しいコロンビアの映画を見る機会に感謝。勇敢な女性たちの姿に心を打たれた」といった感想が聞かれた。映画祭には延べ300人を超える観客が集まり、多くの人の心に響くイベントとなった。

また、同時開催の多文化共生・異文化理解ワークショップでは、明大生と土浦日本大学中等教育学校の生徒たちが協働し、一般社団法人LITTLE ARTISTS LEAGUEの協力を得て、子どもたちにラテンアメリカ・カリブ諸国の魅力を伝える楽しい企画を展開。大勢の子どもたちが参加し、クイズ大会や国旗の塗り絵などのアクティビティを通じて、これらの地域を身近に感じ、新しい興味と好奇心を抱くひとときを過ごした。

今回の映画祭とワークショップを通じて、SDGsの目標達成に向けて社会的課題を発見し、それに取り組むためには、グローバルな視点が重要であることが明らかになった。そして、文化と芸術を通じた国際交流が生む相互理解の大切さが共有され、このイベントは多くの参加者にとって意義深い体験の場となった。(商学部事務室)
なお、当日の模様は以下の番組で放送予定。
放送予定の番組
放送番組名
「イイコト! SDGs!!」(10分番組)
放送日
3月17日(月)~23日(日)
放送時間およびチャンネル
•東京ケーブルネットワーク(TCN)
地デジ11ch:11:00~11:10、14:00~14:10、17:00~17:10
地デジ10ch:15:00~15:10、19:00~19:10
地デジ102ch:23:00~23:10
※本事業は、「国際平和都市千代田区宣言」の実現を目指し、区民の皆さん、若者・学生、そして一般市民とともにSDGsの目標を学ぶことを目的として実施。この事業は、一般財団法人・心豊かな社会をつくるための子ども教育財団(令和6年度助成)および明治大学社会連携機構(2024年度助成)の助成支援を受けています。
※また、外務省、駐日メキシコ大使館、駐日コロンビア大使館、駐日エクアドル大使館、千代田区の後援名義を得て、本事業を実現しました。