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2025.03.10

第14回「図書館書評コンテスト」最優秀賞に牧野未央さん(経営学部3年)

受賞者と図書館関係者ら(前列中央が最優秀賞の牧野さん)受賞者と図書館関係者ら(前列中央が最優秀賞の牧野さん)

図書館書評コンテストの表彰式が2月4日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催された。第14回となった今回は37編の応募があり、最優秀賞に『食べられる女』(マーガレット・アトウッド著 大浦暁生訳)の書評を書いた牧野未央さん(経営学部3年)が輝いた。さらに、優秀賞に足立結さん(政治経済学部4年)、平田絢音さん(情報コミュニケーション学部3年)が選出され、特別賞など合わせて11人が表彰された。

表彰式では、図書館長の村上一博法学部教授や、協賛の紀伊國屋書店、三省堂書店、丸善雄松堂の3書店の代表者から、受賞者一人ひとりに賞状と副賞が手渡された。

続いて、図書館副館長の荒谷博農学部教授による講評では、「文字数等の制限の中で書評を書いたことは、良い経験になったはず」と話し「文章を書いた際にはぜひ本気で推敲(すいこう)してください」というアドバイスと共に、「興味をそそられる文章になっている」「面白い作品を選んでいる」と選考部会委員の意見を紹介した。

受賞者を代表して最優秀賞の牧野さんが登壇し、『食べられる女』は力強いフェミニズム小説であると紹介。「私はフェミニズムの可能性を信じています」と語った。

このコンテストは、明大生がより一層読書に興味を持ち、図書館を積極的に活用することを目的に毎年開催されている。11人の受賞作品は冊子にまとめられ、各図書館で配布される他、図書館webサイトへの掲載など広く公開される予定。

各賞の受賞者や対象図書は以下の表のとおり。(中央図書館事務室)

受賞名 氏名 所属 学年 書評対象図書 / 著者名
最優秀賞 牧野 未央 経営学部 3 食べられる女 /
マーガレット・アトウッド 著
優秀賞 足立 結 政治経済学部 4 朝のあかり : 石垣りんエッセイ集 /
石垣りん 著
優秀賞 平田 絢音 情報コミュニ
ケーション学部
3 夜と霧 新版 /
ヴィクトール・E・フランクル 著
特別賞
(紀伊國屋書店賞)
齊藤 こころ 法学部 1 密やかな結晶 /
小川洋子 著
特別賞
(三省堂書店賞)
吉川 あおい 商学部 2 認知意味論:言語から見た人間の心 /
ジョージ・レイコフ 著
特別賞
(丸善雄松堂賞)
米田 良人 理工学研究科 1 砂糖の世界史 /
川北稔 著
佳作 小野 泰輝 理工学部 1 ビブリア古書堂の事件手帖 1
~栞子さんと奇妙な客人たち~ /
三上延 著
佳作 東山 彩花 文学部 4 正欲 /
朝井リョウ 著
佳作 稲葉 光哉 文学部 3 ラウリ・クースクを探して /
宮内悠介 著
佳作 松堂 拓未 政治経済学部 4 手紙 /
東野圭吾 著
佳作 鈴木 葉 経営学部 4 傲慢と善良 /
辻村深月 著