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2025.05.19

大阪・関西万博で立体錯視ワークショップを開催|MIMS

数理・データサイエンス・AI
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場の様子

明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)は、5月8日、現在開催中の2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の「いのちの遊び場 クラゲ館」にて、立体錯視に関するワークショップ「見て触って体験する立体錯視の世界 ~原理を知ればあなたにも作れる~」を開催した。

ありえない動きが見えてきたり、鏡に映すと別の立体に変わったように見えたりする立体錯視。本ワークショップは「立体錯視の原理を理解し、自分でも作れるようになること」を目的に実施された。会場では、研究・知財戦略機構の杉原厚吉研究特別教授が制作した3Dプリント製の立体錯視作品8点と紙製の立体錯視作品4点を展示。来場者は実際に作品に触れ、立体錯視を体験した。

来場者に立体錯視作品について解説する杉原厚吉研究特別教授(写真右)

会場は終始にぎわい、来場者は自由に作品を手に取って鑑賞したり、杉原教授やMIMS関係者に質問したりする様子が多く見られた。また、希望者には、自分で錯視立体を作ることができる紙製の工作キットを配布。計269部が持ち帰られ、関心の高さがうかがえた。

本イベントは好評のうちに終了し、多くの来場者の錯視に対する興味を引き出すとともに、MIMSが推進する数学・数理科学の研究成果を広く発信する場となった。(中野教育研究支援事務室)