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2026.01.23

「第3回 SDGsを学ぶためのラテンアメリカ・カリブ映画祭」を開催――延べ300人がSDGsへの理解を深める|商学部

商学部SDGs

1月17日、駿河台キャンパス・グローバルフロントにて、商学部・所康弘ゼミナールおよび商学部設置科目「特別テーマ実践科目」の履修学生らが主体となり、市民参加型の映画祭「第3回 Latin American and Caribbean Films for “Future”(第3回 SDGsを学ぶためのラテンアメリカ・カリブ映画祭)」を開催した。

本映画祭は、「国際平和都市千代田区宣言」の理念の下、ラテンアメリカ・カリブ地域の社会・環境・文化的課題について、映画を通じて学び、SDGsへの理解を深めることを目的とするもの。外務省、駐日メキシコ合衆国大使館、駐日キューバ共和国大使館、駐日ペルー共和国大使館、千代田区の後援を受け、株式会社明治の協賛により実施された。

開会式では、外務省中南米局中米カリブ課課長補佐の篠﨑英樹氏、および駐日キューバ共和国大使館一等書記官のアレクサ・モラレス氏があいさつに立ち、学生たちが主体となって国際理解を推進する姿勢を高く評価するとともに、日本とラテンアメリカ諸国の異文化交流を深める本活動への期待を寄せた。

駐日キューバ大使館一等書記官のアレクサ・モラレス氏のあいさつ

当日は、映画上映に加え、子ども向けのワークショップやポスター展示、フェアトレードコーヒー販売企画も同時に開催。関連イベントを含めて来場者数は累計約300人に上り、会場は大いに賑わいを見せた。

上映作品と学生の活動

今年度は『ミツバチに何が起きたのか?』(メキシコ)、『湖の娘』(ペルー)、『ビヘイビア』(キューバ)の3作品を上映。いずれも環境保全、教育、ジェンダー、貧困といったSDGsに深く関わるテーマを扱った作品であり、上映前には学生グループが作品背景や社会問題を分析した「見どころ解説プレゼン」を行い、多面的な視点を提供した。また、学生らは制作したオリジナル映画パンフレットを来場者に配布した。

来場者のアンケートでは、「学生による手描きのパンフレットが非常に分かりやすかった」「丁寧な説明のおかげで、作品の背景や事象の関係性が深く理解できた」「学生たちの熱意が素晴らしく、心に響くイベントだった」など、運営に携わった学生らをたたえる感想が数多く寄せられた。

学びを「広げる」多様な取り組み

会場ロビーでは、メキシコ・チアパス州産のフェアトレードコーヒーの販売や、フェアトレードの意義を伝える解説ポスター展示も実施。また、株式会社明治から提供されたペルー産カカオを使用したチョコレートや「森をつくる農業」をコンセプトにしたアグロフォレストリーチョコレートを参加者全員に配布するなど、食を通じた環境保全・森林保全の重要性を発信した。

アグロフォレストリーについて解説する学生ら
メキシコ産フェアトレードコーヒーの販売の様子

世代を超えた協働――子ども向けワークショップ

多目的室では、「ラテンのリズムでまだ見ぬ世界へ!」と題した子ども向けワークショップを開催。クイズ大会やゲーム遊びを通じて、ラテン文化を体験的に紹介するこのワークショップには、約30人の子どもたちが参加した。運営は、土浦日本大学中等教育学校の生徒約30人と明大生が協働して行った。大学生・高校生・中学生・地域の子どもたちが一体となり、世代を超えた多様性に富んだ交流の場となった。

子ども向けワークショップの様子

今後の展望

本映画祭および関連イベントは、映画上映・鑑賞にとどまらず、学生主体の企画・運営を通じて、大学での学びを社会へ還元するとともに、SDGsの実現に向けた新たな気づきを共有する機会となった。

今後も本活動を継続し、大学と地域社会、そしてラテンアメリカ・カリブ地域をつなぐ実践的な教育の場として発展させていく。(商学部事務室)