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2026.08.01

第33回メディア交流会――「子どものこころクリニック」の取り組みをメディアに発信

(左から)伊藤センター長、太田氏、山登院長

明治大学は7月7日、駿河台キャンパス・リバティタワーで、第33回メディア交流会を開催した。本交流会は、メディアとの関係構築を目的に2006年度から実施しているもの。今回は、心理臨床センターの精神科医療部門「明治大学子どものこころクリニック」をテーマに、本学の心理専門職養成の歩みやクリニックの特色ある診療・研修体制、社会への情報発信の取り組みを紹介した。

交流会は二部制で実施。第一部では、上野正雄学長のあいさつに続き、心理臨床センター長の伊藤直樹文学部教授、同クリニックの専門相談員・太田智佐子氏、院長・山登敬之文学部特任教授が講演した。

伊藤センター長は、本学における心理専門職養成の歩みを紹介した。本学では、2002年度に文学部心理社会学科臨床心理学専攻を設置し、04年度に心理臨床センターを開設。05年度に大学院文学研究科に臨床人間学専攻臨床心理学専修を設置して臨床心理士の養成を、18年度からは国家資格「公認心理師」の養成を開始した。子どものこころクリニックは、21年1月に本学創立140周年記念事業の一環として開院した。伊藤センター長は、同クリニックが、公認心理師・臨床心理士を目指す学生の臨床実習機関と、精神科医療を通じた社会貢献という2つの役割を担っていることなどを説明した。

続いて太田氏は、同クリニックの取り組みについて講演した。初診時に子ども本人と家族、医師、心理師、研修生が全員で話し合い、以降の方針を考える独自の診療体制を紹介。研修プログラムについては、研修生を従来のように見学させるのではなく、治療チームの一員として参加させることで、体験的な学びの場を実現するとともに、患者の「見られている」という負担を軽減していることなどを説明した。

山登院長は、開院以来取り組んできた診療の枠を超えた活動を紹介。「10代の『死にたい』気持ちに向き合うプロジェクト」の各地での展開や、対話を重視する精神医療のアプローチ「オープンダイアローグ」を題材とした舞台公演や映像制作など、児童・思春期の心の問題を広く社会に発信する取り組みなどについて説明した。

第二部では、岸本辰雄ホールで交流会を実施。登壇者とメディア関係者らの間で、児童・思春期の心の問題や心理専門職の養成などについて活発に情報交換が行われた。

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