
理工学部の田中友章教授によるProject-Based Learning(PBL)型講義「Revealing Backgrounds of Redevelopments in the Shibuya Station Central District~シブヤの再開発は何が違うのか~」が、4月9日、渋谷スクランブルスクエア(東京都渋谷区)内の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」にて開催された。
田中教授は、駅と一体となったまちづくりのイメージや、渋谷駅中心地区と大丸有地区(大手町・丸の内・有楽町地区)の再開発の違い、自身が委員を務める渋谷駅中心地区デザイン会議での議論とその成果などについて英語で解説。講演後は、東急株式会社など事業者の協力を得て、渋谷駅周辺再開発エリアの視察ツアーを実施。過去の都市の記憶を継承しながら、渋谷川沿いの空間を再生させるなど、新しい渋谷を象徴する都市開発を生きた教材として用いた。
今回の講義には、協定校である淡江大学(台湾)の教員、学生が多数参加。参加した学生からは、「日本の都市開発の現状について学ぶ機会となったとともに、各国の現状とも照らし合わせて、今後各国が抱える課題の解決に向けて何をするべきかを考える機会となった」との声が寄せられた。講義後は、田中教授が他大学の研究者と意見交換するなど、共創施設SHIBUYA QWSならではの場面も見られた。
(生田研究知財事務室)

※本講義は、2022年12月15日に本学が渋谷スクランブルスクエア株式会社と締結した産学連携の協力推進に関わる協定による連携プログラム「QWSアカデミア」として実施。今後も更なる連携強化を図り、新たなイノベーション創出を推進していく
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