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社会連携
2024.06.01

地域連携活動助成金制度を新設(地域連携推進センター)

合同合宿に参加した学生ら

地域連携推進センターは、2023年度、本学の教職員および学生が行う地域連携、社会貢献に寄与する活動を対象に助成金制度を新設した。センターでは、国、地方公共団体、産業界および地域住民等からの幅広い要請に応え、協定に基づく連携事業を実施している。これらの事業に加え、学内他部門が行う地域連携、社会貢献活動支援の一環として新たにスタートした助成金制度である。

初年度は、全学から学生が教職員と全国で取り組む地域連携活動テーマ38件の応募があった。そのうち、地域の課題解決や活性化が期待される6件の地域連携活動テーマが採択された。経営学部の中西晶ゼミナール(専門:経営心理学、ナレッジ・マネジメント)では、北海道余市郡仁木町において、地域の社会課題解決プロジェクトに参画。現地での合同合宿にて、ぶどう収穫・ぶどうの房から渋みや苦みのある果梗を取り除く除梗作業のボランティアを行った。

ぶどうの除梗作業の様子

当プロジェクトは本学に加え、北海学園大学、札幌市立大学、東京理科大学、拓殖大学、目白大学の複数の大学生が協働し、仁木町では合同会社仁木産業振興社や現地生産者と共に調査・課題解決に取り組んだ。9月の収穫期の作業は人手を多く必要とするもので、ワイナリーの方々から「とても助かった」「また来てほしい」と感想をいただいた。活動状況は、北海道新聞2023年10月4日の記事「都市部の社会人ら、ブドウ収穫お手伝い 余市・仁木 関係人口増に期待」に明治大学4年生のインタビューとして掲載された。

本助成金制度の活用により、本学の地域連携、社会貢献活動をより一層活性化させ、活動を行う学生の社会性を培う教育機会へつなげることとなった。(社会連携事務室)

2023年度 地域連携活動助成金対象

(所属は2024年3月時点)

所属・資格 代表者氏名 活動テーマ
商学部特任准教授 松尾 隆策 三浦市 地域における新規事業提案
経営学部教授 中西 晶 北海道仁木町におけるアグリ&ワインツーリズムを通じた地域活性化
経営学部教授 藤江 昌嗣 和製ハッカを核とした地域・産業・企業のレジリエンスとイノベーション
理工学部准教授 門脇 耕三 三島市中心市街地における市民活動拠点の創出
理工学部教授 佐々木 宏幸 東京渋谷との都市間連携を通した飯田市中心市街地活性化、及び南信州地域の振興
国際日本学部教授 横田 雅弘 誰もがありのままに暮らせる中野区のまちづくり~ダイバーシティを受け入れるまちの推進組織とシステムを創る~

明治大学広報第786号(2024年6月1日発行)掲載