
文部科学省高等教育局高等教育企画課高等教育政策室の髙見英樹室長、花田課長補佐、阿久津室長補佐他3名が6月20日、ラーニングスクエアの視察のため和泉キャンパスに来訪した。一行は和泉図書館を視察後、ラーニングスクエアのデザインや設計のねらいである「学生の主体的な学修空間」の実際の活用状況を見学し、アクティブ・ラーニングの先端事例などについて大学との意見交換を行った。

施設見学の案内は、施設課職員の菅和禎氏が行った。菅氏はラーニングスクエアのいたるところにある学生の交流スペースを案内しながら「学生たちが主体的に集まれる場所をつくり、その空間を演出し魅力的なものにすることで、対話的な学修が促進される」と説明した。
その後、文部科学省職員一行は情報コミュニケーション学部の後藤晶准教授によるクリエイティブコミュニケーション(行動経済学)の授業に実際に参加し、机も椅子もない階段状の「カイダン教室」では、学生同士の主体的・対話的な学修を体感した。

また、学生の活動が学修空間の主役となることを目的として、エントランスホールからも内部が見えるようガラス張りにしたグループボックスで、学生たちがディスカッションを行う様子を見学した。

また、日本の高等教育の現状についての意見交換の場として、上野正雄学長・浜本牧子総合政策担当副学長・加藤久和教務担当副学長・黒澤睦社会連携担当副学長らとの懇談の場が設けられ、コロナ禍を経て変化した学生の気質や大学としての教育の在り方などについて率直な意見交換がなされた。
