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2024.07.18

文部科学省「オープンアクセス加速化事業」に明治大学の研究成果のオープンアクセス推進の取り組みが採択

明治大学は、文部科学省「オープンアクセス加速化事業」に申請し、採択された。本事業は、論文のオープンアクセスと研究データのオープン化・共有化の促進を目的として、国が公募したもの。今回「区分2」に採択された28件のうち、私立大学は本学を含む6件。

明治大学の将来像を示す「グランドデザイン2030(※1)」では、研究における重点施策の一つとして、学部・研究科の枠を超えた共創・学際的研究を推進し、その成果を社会や産業界へ還元することをビジョンに掲げている。

明治大学は、今回の採択を受けて、このビジョンの達成および国内の大学における研究成果のオープンアクセス化事業の先進的な事例となることを目指す。さらに、その成果を広く他大学等と共有することで、国全体の研究力向上に寄与することに取り組んでいく。

採択された事業の概要

本学の研究成果を公開する基盤である「明治大学学術成果リポジトリ(※2)」の機能および運用面でのさらなる改善を図り、論文や研究データのほか、多様な研究成果物を登録していく。同リポジトリは2007年度から運用が開始され、2024年度時点のコンテンツ収載数は約18,000件。特に、本学の特徴的な研究分野の一つであるサブカルチャーに関する論文の閲覧数が多く、その約3割が国外からのアクセスとなっている。併せて、「オープンサイエンス基盤センター(仮称)」を新設し、全学的なオープンアクセス・オープンサイエンス推進事業を展開していく。