10月11日、生田キャンパスに現在建設中の新校舎「センターフォレスト」にて、工事現場見学会が実施された。
この見学会は、設計監理の株式会社日建設計および施工者の株式会社フジタの全面協力の下、学生を対象に行われたもの。実際に建設中の工事現場を見学できる機会は希少ということもあり、予定していた参加枠数はすぐに定員に達した。今回は理工学部建築学科の学生を中心に54人が参加した。

センターフォレストは2025年4月の建物供用開始に向けて工事が進められており、この10月に躯体工事が完了、上棟を迎えた。現在は内装工事に順次着手している。
参加学生らは、担当者からの説明を受けた後、1階と3階の図書館エリアを中心に、約20分かけて実際の工事現場を見学した。骨組みの状態で設置されている書架、むき出しの配管や工事中の間仕切り壁を見ながら、ものづくりを肌で感じられる良い機会となった。
終了後、学生からは「実際の建設現場の中に入り、ここまで丁寧に説明を受ける機会はなかった。授業の内容と関連付けて見学することができ、学びがいがあった」(理工2)、「多くの企業、関係者が工事に関わっていること知り、とても驚かされた」(農1)といった感想が寄せられた。
センターフォレストは、生田キャンパスの第一校舎1号館、第二校舎2号館、第二校舎5号館の教室機能と、図書館機能、ラーニングコモンズ(総合的な自主学習のための環境)機能の3つを複合した共用教育棟となる。現代の社会的ニーズに対応したアクティブラーニングの設備はもとより、これからの教育を見据えた生田キャンパスのハブとなる。