農場実習
この授業の概要を教えてください。
作物の種まき、定植、間引き、収穫など、農業をする上での過程を実際に自分たちで体験する授業です。先生をはじめ、常時黒川農場で作業をしている職員の方々が、ポイントやコツを交えながら手順を説明してくれます。私は秋学期にこの農場実習を履修し、サツマイモの収穫やカブの間引きなど、旬の野菜を間近で感じながら授業を受けることができました。収穫した野菜を持ち帰ることができるのはとてもうれしかったです。

この授業を履修した理由を教えてください。
私はこれまで本格的な農業体験をしたことがなかったため、研究室に所属する前に作物に触れられる機会があるということが魅力的だったからです。実際に履修してみて感じたことは、まさに「百聞は一見にしかず」。自身で作業することで、板書や教科書の活字以上にさまざまな農法の利点・欠点を感じることができ、フィールドワークの良さが詰まっていると感じました。この授業は必修ではありませんが、ほとんどの学生が1年次に履修しています。
授業の中で、工夫して取り組んだことは何ですか?
普段農作業をしている職員の方々から出てくる言葉は、農業の歩く辞書という風に思っていました。レポートの提出もあるため、その日の作業の手順や細かな作業、注意事項、新たな知見など、とにかく気になったことはたくさんメモを取りました。

受講して良かったと思うことはありますか?
やはり、以前より農業を身近に考えられるようになったことだと思います。これから「農」についてさらに研鑽を積んでいくにあたり、一端ではありますが実際に体験できたことは、その一助になるだろうと感じています。授業は1週間に2限分しかないということもあり、作業は一部のみの体験となりますが、その中でも手間をかけることの大切さや、大規模になるにつれてより一層効率の良さが求められることを、身に染みて感じることができた点が良かったです。
授業で学んだことを、今後どのように生かしていきたいですか?
一番に思いつくことは作物の扱い方です。例えばヤムイモは非常にデリケートな作物なので、収穫する際には一つ一つ丁寧に土を落とし、コンテナに強く当たらないように積む必要があります。こういった、非常に細やかではありますが、農業をする上で欠かせない知識は、実体験だからこそ学べたのだと思っています。

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