2019.04.22

【商学部】さまざまな授業や留学プログラムを通して、「ファッション・ビジネス」を学ぶことができる


各学部の特色ある授業や取り組みを紹介するコーナー「ガクブ探訪」。今回は、商学部でファッションについて学ぶことができる留学制度・授業の中から、短期留学「フレンチファッション・プログラム」、特別テーマ研究科目「ファッションビジネス」、特別テーマ実践科目「ファッションビジネス」について、商学部の横田さんが紹介してくれます!
ファッションに関する留学・授業を紹介してくれた方横田理恵さん(商学部3年)

幼稚園生の時、お気に入りのTシャツを繰り返し着るような子どもでした。通っていた高校は私服可で、ファッション好きに拍車がかかりました。

短期留学「フレンチファッション・プログラム」

どのような留学プログラムですか?

明治大学と協定を結んでいる、パリに本校があるファッションの専門学校で、ラグジュアリーブランドに特化したファッションビジネスを学びます。講師の多くは、ファッション業界のMD、VMD、商品企画、プレスなどを担当したことがある実務経験者です。あらゆる分野のプロフェッショナルによる講義だけでなく、実際に店舗や展示に足を運び、ファッションビジネスを体得します。

フレンチファッション・プログラムが終わり、修了証を授与されました(本人:写真一番右)

工夫したことや挑戦したこと、もしくは印象に残っているエピソードは?

プログラムの中で印象に残っているのは、「Luxury Codes」に関する授業です。授業内ではシャネルを例に挙げ、いかにして人々に愛されるようなブランドストーリーが作られ、それがブランドのモチーフやプロモーションに散りばめられているかを学びました。授業で取り扱ったココシャネルのストーリー動画がとてもすてきで、今でもときどき見ます。その動画により、ラグジュアリーブランドはモノだけでなく、そのブランドを支持するという価値も顧客に提供しているのだと実感しました。

また、授業の中で、そもそもファッションブランドとラグジュアリーブランドの違いとは、「(ブランドが形成される)時間」という話があり、ブランドが形作られていくまでの歴史を知ることで、さまざまなブランドへの理解が深まりました。

プログラムの最終日には、3週間で学んだことに関するプレゼンテーションを英語で行いました。英語でのパワーポイント作りに苦戦しながらも、学んだことを織り交ぜたオリジナリティのある発表ができました。

課外授業でイヴ・サンローランの美術館へ行きました

参加して良かったことは?

フランスで、パリの街並みや空気に触れながら、ファッションビジネスを学べることです。週5日間は座学や見学といった授業のカリキュラムが組まれていますが、週末は自分たちで観光ができました。ただの旅行でフランスを訪れるよりも、このプログラムを利用した方が、はるかに充実します!

授業のない週末に観光として訪れたルーブル美術館の前で(本人:写真左から2番目)

特別テーマ研究科目「ファッションビジネス」

授業の概要を教えてください。

ファッションビジネスを取り巻く、外部環境、アパレル企業や広告代理店の役割、ブランディング、商品開発やデザイン、マーケティング、プロモーション、販売、広報などについて、講師である鈴木先生のビジネスでの実体験を交えながら学べます。

授業で印象に残っていることは何ですか?

鈴木先生が実際に手がけた、日本で開催されたルイ・ヴィトンのクルーズの様子を、映像と共に解説する授業です。ファッションショーを作り上げるにあたり、学生が想像もできないような数のモノと人員、資金が動いていて、モデルやショーの企画運営など、さまざまな角度からファッションショーを見ることができます。

参加して良かったことなど、参加した感想は?

この授業で学ぶ内容はとても新鮮な情報ばかりで、現場でビジネスをしている先生だからこそ教えられるのではないかと感じます。商学部としては、ほかのマーケティングの授業とつながってくる部分も多くあり、とても楽しいです。この科目は、商学部生なら希望すれば誰でも受講可能で、課題も重すぎません。興味関心が高い人は、前の方の席で受けることをお勧めします。

特別テーマ実践科目「ファッションビジネス」

授業の概要を教えてください。

ファッションビジネス研究科目で学んだ知識を踏まえ、具体的な課題を与えられ、毎週進捗を発表します。課外での班単位でのリサーチや話し合いも活発に行われます。最終的には、プレゼンテーション形式で課題に対する研究成果を発表します。

工夫したことや挑戦したことは?

私が授業に参加した7期では、春学期は「浴衣のプロデュース」、秋学期は実際にあるラグジュアリーブランドの「ポップアップストアの提案」をしました。「浴衣のプロデュース」では、業界や相場が分からない中、手探り状態で進めましたが、学生に取ったアンケートを基にしてターゲットを決めるなどしました。また、「ポップアップストアの提案」では、自分たちで足を運んで現実にある物件を探したり、予算を考えたり、試行錯誤しながら提案をしました。

ファッションビジネス実践科目の授業の一環として、みんなで浴衣を着ました

参加して良かったことなど、参加した感想は?

ターゲットを自分たちで決め、3C4Pに沿った包括的なファッションビジネスを提案することは、難しい課題でしたがやりがいがありました。また、授業は選抜制の少人数体制で行われるため、先生のより近くで学べ、学生同士の親密度も高まります。たくさんの仲間もできました!

メッセージ

将来の夢を教えてください。

業界や業種はまだ決めていませんが、何らかの形でファッションにかかわるお仕事ができたらいいなと考えています。共通することとして、ファッションを通して、新しい自分を見つけたり自己表現のツールとして使ったりすることのお手伝いがしたいです。ファッションの領域で仕組みを作ることにもあこがれます!

明大生へのメッセージ

記事を読んだ方の中には、「そんな授業があったんだ!!」と驚く人もいるかもしれません。明治大学には、自分の好きなこと・やりたいことを存分に学べる授業がこっそりあったりするので、ぜひ探してみてください。ファッション好きな人は受けるしかない!!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです