
- 出身国:中国
- 留学期間:2022年4月~2026年3月
日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。
高校生の時に、外国語科目として日本語を選択しました。日本語を学ぶうちに、日本の文化にますます興味を持つようになりました。そして、「日本語を学んだからには、中国と日本の交流の架け橋になりたい」という思いを抱くようになり、日本への留学を志しました。
明治大学を選んだ理由は、最新のメディア技術に触れることができるからです。私は、高校でITサークルの部長を務め、3Dプリンティングのプロジェクトに参加していました。総合数理学部 先端メディアサイエンス学科では、最先端の3Dプリンティング技術やVR(バーチャルリアリティー)技術に触れて学ぶことができるため、私の将来のキャリア目標と非常に合致していると感じました。
明治大学の好きなところについて
明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?
場所:中野キャンパスの研究室
理由:3DプリンターやVRヘッドマウントディスプレーなどの研究用の機器が充実している点と、自習したい時にいつでも落ち着いて勉強することができる点が気に入っています。

好きな授業を教えてください。
授業名:パターン認識と機械学習
担当教員名:荒川薫先生
理由:最先端のディープラーニング(※)技術を学ぶことができます。基礎知識から実際の応用までいろいろな授業があったので、とても勉強になりました。
※ディープラーニング:人工知能技術の一つ。人間が学習するように、コンピューターが膨大な量のデータの学習(分析)を繰り返すことで、高い精度で予測をしたり判断を行ったりする機械学習技術のうち、人間の脳の仕組みを取り入れた手法のこと
日本で過ごした感想
日本に来て驚いたところは?
日本に来て驚いたところは、実店舗の小売業が非常に発達している点です。特に、電気製品の店が多く、規模もとても大きいです。中国では、みんなネットショッピングを好むため、実店舗がますます少なくなっています。しかし、日本では実店舗が多く、商品の品揃えも豊富で、時にはオンラインショップよりも安いことがあります。電子機器が大好きな私にとって、こうした店舗を巡ることはとても楽しいです。
自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?
楽しいところ
研究室では、自分が研究したいテーマを自由に選ぶことができます。また、先生に相談することで、さまざまな研究資料を入手することができます。自分の考えに沿って自由に研究を進められるので楽しいです。

大変なところ
学生寮はキャンパスから離れた場所にあることが多く、賃貸物件は費用が高いので、住む場所を決めることが大変でした。
尹さんについて&メッセージ
将来の夢は何ですか?
将来の夢は、人工知能分野の国際的なエンジニアになることです。日本に留学中、人工知能を活用した技術が大きく進展しました。特にChatGPTをはじめとする生成系AIの登場は、多くの分野に革命をもたらしました。そして、先端メディアサイエンス学科がこの技術を積極的に取り入れる方針を示したことにより、私もこの分野に強い興味を抱くようになりました。
現在は、阿原一志先生の研究室で機械学習の研究を行っており、将来的にはこの技術をVR分野に応用し、革新的な技術を研究したいと考えています。
故郷の国の紹介や、自慢をしてください。
私の故郷は、深センです。深センは非常に先進的な都市で、ハイテク化が進んでいます。世界的に有名なIT企業も多く誕生しています。このような環境で育ったことで、私は情報技術に強い興味を持つようになりました。中学校や高校では、最新の技術を学び、体験することができ、都市のインフラも常に新しいものに更新されています。最新の技術はいつも深センで開発され、応用されていると言っても過言ではありません。未来の深センは、世界の電子情報産業において重要な役割を果たすと信じています。

明大生へのメッセージをお願いします。
科学技術や情報技術の発展スピードは非常に速いです。新しい技術の登場は、古い技術との入れ替わりを意味します。時代の最先端に立つことで、より良い未来を創造することができると思います!

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