Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

Pick Up
留学生スタイル
2025.07.30

マーケティングの専門知識と日本語力を身に付け、将来は日本で働きたい|CHEN CHI HEさん

商学部学生留学国際交流
日本への留学体験を紹介してくれた方CHEN CHI HEさん(商学部4年)

プロフィール写真

  • 出身国:台湾
  • 留学期間:2025年4月~2026年9月

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

子供の頃から日本のアニメやドラマが好きで、「将来は日本で暮らしたい」という夢を抱いてきました。そのために、大学でも日本語を専攻し、成績を維持しながら交換留学を目指してきました。

この1年間で、日本語力の向上だけでなく、日本ならではのマーケティングの専門知識も勉強したいと考えているので、明治大学は、学部や授業選択の自由度が高く、自分の興味に合わせた学びが可能な点に魅力を感じました。

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:和泉キャンパスの和泉ラーニングスクエア
理由:とてもきれいで、館内の至るところにかわいらしいピクトグラムが描かれていたりして、見るたびに心が和みます。勉強できるスペースも充実していますし、飲み物を片手にゆったりと勉強できる雰囲気が自分にぴったりだと感じています。

和泉ラーニングスクエアでめいじろうとの写真和泉ラーニングスクエアでめいじろうとの写真
和泉ラーニングスクエアの衝突防止シールには「隠しめいじろう」和泉ラーニングスクエアの衝突防止シールには「隠しめいじろう」

日本で過ごした感想

日本に来て驚いたところは?

まずは、日本食が大好きなので、日本に留学する前からとても楽しみにしていましたが、実際に来てみて驚いたのは、外食の値段が思ったよりも高額なことです。台湾では外で食べても自炊とあまり変わらないお値段で、手軽においしい外食が楽しめるので、自炊する人は少ないです。しかし、日本では外食費が自炊の倍くらいかかることもあるので、節約のために自炊が欠かせないと感じました。

また、街を歩いていて感じたのは、男女ともにおしゃれな人がとても多いことです。台湾ではそこまで外見を気にしていない人も多いのですが、東京では髪型や服装に気を配っている人が多いので、その違いに少し驚きました。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ

私自身、台湾の大学では勉強に集中する日々を送っていました。しかし、明治大学ではサークルの種類がとても豊富だったので、実際にサークル活動に参加してみて、楽しさを実感しています。

私はずっと前からボランティアに興味があったので、「しんちーむ」という明治大学公認ボランティアサークルに参加しています。福島県新地町で復興支援・地域復興活動をするサークルなのですが、私が所属するグループホーム班では、高齢者の方とおしゃべりしたり、一緒にものづくりをしたりして、とても温かく大切な時間を過ごしています。共通の思いを持つ仲間と一緒に活動できることが、毎回の楽しみです。

大変なところ

一つ目は、やはり言葉の面です。母語ではない日本語で専門的な内容を学ぶことは、なかなか大変です。友人をつくる時にも、少し勇気が要りました。時々、関西弁を使う先生もいらっしゃるため、聞き取るためには普段より集中力が必要でした。

もう一つは、授業時間の長さです。台湾では50分の授業ごとに10分の休憩がありますが、日本では100分続けて行われることが多いので、最初の頃は慣れるまで少し大変でした。

CHEN CHI HEさんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

将来の夢は、日本で働きながら生活することです。日本の雰囲気や社会の在り方に魅力を感じているため、コスメやファッション、デザインなど、日本ならではの感性が生かされている業界にとても興味があります。将来は、今まで勉強してきた日本語力とマーケティングの専門知識を生かし、このような分野に関わる仕事ができたらうれしいです。

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

台湾は食べ物も飲み物も安くておいしく、例えば滷肉飯(ルーローハン)やタピオカミルクティーは300円もしないくらいの値段で楽しめるので、とてもお勧めです!「夜市」と呼ばれる屋台の集まりも魅力の一つで、夕方から夜までいろいろなB級グルメが楽しめるので、歩いているだけでもワクワクします。

そして何より、台湾の人はとても親切です!特に南の方に行くと、その温かさをより感じられます。少し強面に見えるおじいちゃん・おばあちゃんも、お話してみると本当に優しくて、きっと心がほっこりしますよ。

母国の夜市でよく見える「豆花」とフルーツかき氷(左から)母国の夜市でよく見える「豆花(トウファ)」と「フルーツかき氷」

明大生へのメッセージをお願いします。

私は台湾の大学に入学した時から、日本に留学すると決めていました。それでも、準備の途中や出発直前には、不安になったり怖くなったりしたこともあります。でも、今こうして実際に日本で生活してみて、「留学して良かったな」と感じる瞬間がたくさんあります。

これから、海外を目指す明治大学の学生の皆さんも、明治大学に留学を考えている海外の学生の皆さんも、ぜひいろいろな経験を通して、心に残る留学生活を送ってほしいです。少しの不安はあっても、思い切って一歩踏み出してみてください!

寮の前の桜寮の前の桜
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア