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2025.05.07

アジア史・中国古代史の専門的学びを深めるため明治大学文学部へ|CAO BINGZHIさん

文学部学生留学国際交流
日本への留学体験を紹介してくれた方CAO BINGZHIさん
(文学部 史学地理学科 アジア史専攻 4年)

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  • 出身国:中国
  • 留学期間:2022年4月~2026年3月

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

「日本語の書籍を自分で読めるようになりたい」と思ったことがきっかけです。「言語を深く理解するには、現地で学ぶ必要がある」と考えて、「歴史学を体系的に学びながら、視点を多角的に広げたい」と思いました。日本は「アジア史研究」が進んでいるため、少人数制のゼミで質の高い学びを深められることにも魅力を感じました。

明治大学文学部は、アジア史研究で高い研究水準であるだけでなく、他学科・他専攻の科目も選択して履修することができるカリキュラムなので、専門分野の学びを深める一方で、幅広い教養と学際的な視点を養うことができます。私は、「中国古代史」に興味があるため、史料を通じて当時の社会や人々について深く学ぶことができる環境に恵まれている点で、明治大学を選びました。

駿河台キャンパスの中央図書館駿河台キャンパスの中央図書館

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:
【和泉キャンパス】:和泉ラーニングスクエア
【駿河台キャンパス】:リバティタワーの学習・交流・リフレッシュスペース

理由:1~2年次の和泉キャンパスでは、「和泉ラーニングスクエア」が好きでした。現在3~4年次の駿河台キャンパスでは、リバティタワーの「学習・交流・リフレッシュスペース」が気に入っています。特に9階と11階の「学習・交流・リフレッシュスペース」は、授業の合間によく利用していますが、窓からの眺望がとても素晴らしいのでお気に入りです。

和泉ラーニングスクエア和泉ラーニングスクエア
リバティタワーの学習・交流・リフレッシュスペースリバティタワー9階の学習・交流・リフレッシュスペース

好きな授業を教えてください。

授業名:こころの科学
担当教員名:諸富祥彦先生
理由:明治大学には魅力的な授業がたくさんありますが、自分の趣味を抜きにしてお勧めするとしたら「こころの科学」です。大学の専門的な内容でありながら、諸富先生がユーモアを交えて授業を進めてくださるので、楽しみながら学ぶことができます。授業は、小グループでの対話形式が中心で進められますが、秋学期では「恋愛」など自分が興味のあるテーマを選び、調査や発表を行う形式でした。普段、人と話すことが少し苦手な私でも、この授業を通じて友人ができたので、印象深い授業です。

日本で過ごした感想

日本に来て驚いたところは?

日本では空間の使い方がとても工夫されているので、効率的だと感じました。また、郵便の利用頻度が高く、手紙を受け取る機会が多いことにも驚きました。母国では、ほとんどがデジタル化されているため、この違いが印象的でした。他には、日本では朝食専門の店が非常に少ない点に、飲食文化の違いを感じました。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ

中国の大学では基本的に寮生活ですが、日本に留学したことで、「サークル活動」を経験することができました。また、友人と一緒に旅行に行ったり、神保町周辺のカレー店を巡ったりしたことも、楽しかったです。

大変なところ

1年次は1限の授業が多いため、朝早く起きて満員電車で通学することが大変でした。また、外国人留学生として来日当初は、トラブルがあったときの対応に苦労しましたが、徐々に慣れていきました。

CAO BINGZHIさんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

大学院で学びを深め、知識と視野を広げた上で、研究者として活躍することが目標です。特に「中国古代史」を専門的に学び、興味がある時代については、さらに理解を深めたいです。その時代の文化や社会的背景に関する鋭い洞察力や、歴史を多角的に理解できる力を身に付けたいと考えています。

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

私は、生まれは江蘇省ですが、上海でも長く生活してきたので、上海を紹介します。上海の名物と言えば、「小籠包」です。他の上海の代表的な料理としては、「紅焼肉(ホンシャオロウ) (※1)」もお勧めです。また、定番観光スポットとしては、「外灘(ワイタン) 」「長風公園(チャンフォンコンウェン) 」が有名です。

※1 紅焼肉:豚バラ肉を紹興酒や醤油で 琥珀色になるまで煮込むシンプルな上海の家庭料理

紅焼肉上海料理の紅焼肉(ホンシャオロウ)
長風公園長風公園

そして、夏休みに大学の友人と西安を訪れ、「華山(ファサン) (※2)」に登りました。頂上からの景色は壮大で、遠くまで続く山並みや自然の美しさに感動しました。日本ではあまり見られないような、とても険しい高山ならではの風景でした。

※2 崋山:中国五名山の一つとして、西岳とも呼ばれる。道教の聖地。至るところ断崖絶壁な険しい登山道で知られている

華山からの景色華山からの景色

明大生へのメッセージをお願いします。

大学生活は、最初の一歩を踏み出す勇気が大切です。その一歩が、新しい出会いや経験につながり、きっとあなたの未来を広げてくれます。思い切って挑戦してみてください!

陽だまり広場の桜駿河台キャンパス 陽だまり広場の桜
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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