
- 出身国:ドイツ
- 留学期間:2025年3月~2025年8月
日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。
私は、ドイツで日本学を勉強していた頃から、「将来は日本学を研究したいので、日本の大学に留学してみたい」と思っていました。さらに、「日本語で研究できるように、日本語の基礎を身に付けたい」と考えていました。明治大学情報コミュニケーション学部では、交換留学生向けの授業だけではなく、日本の学生と一緒に留学生も日本語で授業を受講できると知り、明治大学を選びました。
明治大学の好きなところについて
明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?
場所:明治大学グローバル・ヴィレッジ(MGV)のロビー
理由:寮生活の中心になる明治大学グローバル・ヴィレッジのロビーでは、毎日のようにさまざまな国の学生が集まっています。一緒に勉強やゲーム、会話をするため、寮ではほとんどの時間をロビーで過ごしました。多くの友人もできて、楽しい時間を過ごしたので、ドイツに帰ったら、寮生活が恋しくなるでしょう。

好きな授業を教えてください。
授業名:問題解決ゼミナールⅠ
担当教員名:須田努先生
理由:須田先生のゼミでは、各ゼミ生が研究の進捗状況を毎週報告します。私も現在研究している内容について、日本語で報告することで、言語的にも研究においても、ともに成長を感じることができました。特に須田先生からの研究に関するアドバイスが、非常に勉強になりました。
授業名:日本史概論
担当教員名:中臺希美先生
理由:中臺先生の授業では、江戸時代の家族構造やその裏のイデオロギー(※1)について、さまざまな学びを得ることができました。今まで勉強したことがない分野だったので、非常に興味深く勉強になりました。
※1 イデオロギー:社会集団や社会的立場(国家・階級・党派・性別など)において思想・行動や生活の仕方を根底的に制約している観念・信条の体系

日本で過ごした感想
日本に来て驚いたところは?
日本の空港に着いて一番最初に驚いたことは、機械の合成音声です。ドイツでは、機械の合成音声はかなり珍しいので、日本で合成音声に慣れるまでは、少し時間がかかりました。
自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?
楽しいところ
さまざまな先生から、研究や学習のアドバイスをいただけて興味深かったです。特に、ゼミの時に自分の研究報告に対して、直接フィードバックをいただけることが母国では珍しいため、大変勉強になりました。
大変なところ
日本語で授業を受けることが、やはり難しかったです。授業の内容を理解することに必死になってしまい、自分の考えを日本語に言語化することが難しいと感じる時が多かったです。特に、難しい内容の講義後、すぐにリアクションペーパー(※2)を書くことができなかった時の悔しさが、まだ頭に残っています。
※2 リアクションペーパー:大学の授業後に、学生が授業内容に関する感想や意見を記入する紙
MOENICKE JONASさんについて&メッセージ
将来の夢は何ですか?
将来は、日本学を研究することを目指したいです。日本史・日本思想史に強い関心を持っているので、この分野を研究することができればうれしいです。そのために、将来もう一度、長期的な日本留学も目指したいです。
故郷の国の紹介や、自慢をしてください。
ドイツは、自然や建築がよく知られています。南ドイツのアルプス山脈、ノイシュヴァンシュタイン城、北ドイツの北海・バルト海、ドイツの首都ベルリンなどが有名ですが、フランクフルトがあるドイツの中心部にも、ぜひ行ってみてください!ぶどう畑が多いので、特に秋はとてもきれいです。12月に開催されるクリスマスマーケットも夜景がきれいですので、ぜひ興味を持っていただけたらうれしいです!


明大生へのメッセージをお願いします。
留学は、今しかできない非常に貴重な経験ができます。留学する機会があれば、ぜひ行ってみることをお勧めします!言語を学び、異なる考え方にも出会い、さまざまな人との交流ができる貴重な機会ですので、自分の視野を広げるために留学はとても良いチャンスです。
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