- 出身国:中国
- 留学期間:2015年4月~2019年3月
日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。
日本で過ごした経験がある私の親と、日本に行ったことがない中国人では、日本に対する評価が全く違ったので、自分の目で確かめたかったからです。その中でも明治大学を選んだ理由は、日本で数少ない農学部があり、フィールドワークも充実しているため楽しそうで、いろいろな経験ができると思ったからです。

明治大学の好きなところについて
明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?
場所:私が所属しているゼミ室
理由:好きな理由は三つあります。一つ目は、日本人の先輩や後輩、同期などと最もコミュニケーションを取りやすい場で、日本語の練習や日本文化の理解にとても役立ったからです。その経験が就職活動の際にも生かされました。二つ目は、ゼミ室内では簡単な調理もできるほか、Wi-Fiや冷暖房の設備が整っているので、とても快適な環境だと思うからです。三つ目は、期末試験の際にはゼミ生みんなが集まり、切磋琢磨することによって成績も上がったからです。

好きな授業を教えてください。
授業名:国際開発論
担当教員名:池上彰英先生
理由:私が最も興味を持っている分野について、分かりやすく教えてもらえます。
日本で過ごした感想
日本に来て驚いたところは?
温水洗浄便座の設備が整っていることや、自動販売機で温かい飲み物を売っていること、駅の近くにパチンコ屋が多いこと、人身事故が多いことなどです。
自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?
楽しいところ
自分と異なる国籍や文化背景を持つ友人がたくさんできたことで、視野が広がりました。また、先生たちとの距離も近く、学術的なことだけでなく生活上の相談にも乗ってくれるため、大変過ごしやすいです。

大変なところ
入学当初は、日本語での授業や日本人の友人たちとの会話を理解することに苦労しました。また、日本独特のマナーを身に付けることにも大変苦労しました。
蘇 楊卉さんについて&メッセージ
将来の夢は何ですか?
ベジタリアンのためのお店を起業し、稼いだお金を用いて、飢餓人口が多い国に自ら行って支援したいと思います。

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。
地元の人々はとてもフレンドリーで、情に厚く親切なところが自慢です。また、延辺料理(北朝鮮の国境にほど近い、中国北東部の郷土料理。中国料理と朝鮮料理の食文化が混ざり合っているのが特徴)はとてもおいしいです。延吉の人は、どこに行ってもやはり地元の料理が一番だと思っています。町は小さいですが、社会インフラが整っていて過ごしやすいです。
明大生へのメッセージをお願いします。
日本での大学生活は苦労することもありますが、それ以上に楽しく実りのあるものだと感じています。大学生活では農業実習やファームステイのほか、親しくなった日本人の友人の実家に行き、さまざまなアルバイト経験を積んで、そこで貯めたお金で海外にも多く行きました。これらの経験は、今後の社会人生活でも生かされると思います。皆さんも、今後の大学生活を実りあるものにしてください。Follow your heart, do what you want to do.

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