2019.04.05

【留学生紹介】「言語や心理学、異文化理解を学び、将来は国際組織で子どもの教育や男女平等のため尽力したい」蔡 セイ伶さん


日本への留学体験を紹介してくれた方蔡 セイ伶さん(情報コミュニケーション学部3年)

  • 出身国:中国(香港)
  • 留学期間:2017年4月~2021年3月

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

幼いころから、漫画とゲームが好きな親にその楽しさを教わっていたので、日本の文化が好きになりました。明治大学では、自分の学びたいもの、特に言語や心理学、異文化理解などの分野について勉強できるため、明治大学への進学を決めました。

富山県・立山町で、ベトナム人留学生や日本人学生と巫女体験。日本文化に対するあこがれが実現しました!

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

和泉図書館

窓の向きが素晴らしくて、日差しが好きなので日光を浴びながら勉強できるところが好きです。日暮れの景色もすごくきれいです。

駿河台キャンパスの食堂(スカイラウンジ暁)

かなり上の階にあるため、窓の外を眺めると街並みが見え、空も目の前に広がっています。香港にはどこでも高いビルしかないので、なかなか見られない風景です。

春学期の定期試験終了後に、和泉キャンパスで撮影した1枚

好きな授業を教えてください。

授業名:問題発見テーマ演習 異文化理解(応用)
担当教員名:根橋玲子先生
理由:この授業を通して、たくさんの日本人学生と実験したり話したりすることができて、今まで気付かなかったことや文化などを教えてくれました。留学生は日本人の友人を作りたいものですが、話すチャンスが少ないため、この授業があってよかったです。

日本で過ごした感想

日本に来て驚いたところは?

外国人として部屋を借りることに、少し不安がありました。水道も電気も、自分で会社に電話しないと使えません。私にとって一番恐ろしいのは、電話に出る日本人スタッフの方々の話すスピードです。電波が悪いときはさらに聞き取れません。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ

日本の大学は、学生の勉強だけでなく、趣味や自主学習などのこともたくさん考えてくれています。サークルの数が多くて何でもあって、学生たちが学生生活をエンジョイできるように、さまざまな施設が完備されています。

大変なところ

毎日日本語で授業を受けて宿題をしたことで、私の日本語はたぶん上手になりましたが、今でも日本語でパソコンやスマートフォンに入力するのが遅くて大変です。

蔡 セイ伶さんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

夢はたくさんありますが、その中でも一番実現したいのは、国際組織に入って、子どもの教育や男女平等のために頑張ることです。私は女の子として生まれて、これまでさまざまな差別に遭ったため、せめてこれからは、男性も女性も性別による差別を受けずに生きられる世界を作りたいです。あとは、日当たりの良い場所でカフェを経営して、毎日日光を浴びながら小説を書くことも夢です。

国際交流プログラムに参加し、ジェンダー問題の調査結果を国際連合にプレゼンテーション。大切な経験になりました。

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

「香港にはきれいな夜景があります」というセリフをたくさんの旅行雑誌で読みましたが、実は食事の方が素晴らしいと思います。香港は国際都市として、昔から国々の文化、特に料理を学んでいるので、香港には食べられない料理がないと言えます。私が一番好きなのは飲茶(やむちゃ)で、甘い饅頭とシューマイの組み合わせは最高です。お勧めのお茶はプーアル茶です。

明大生へのメッセージをお願いします。

皆さん、香港は日本文化が好きな都市で、旅しやすいです!明治大学には香港出身の留学生が少ないですが、出会ったらぜひ気軽に声を掛けてみてください!よろしくお願いします!

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
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