日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。
アニメーションだけでなく文化やデザインなど、日本に触れる機会はずっと前からありました。いつしか日本へ留学してみたいと思うようになり、歴史のある明治大学が目に留まりました。
そして、明治大学の時代に合った国際的なところ、さまざまな知識が身につけられる科目があることや、国際交流が盛んなことなどを知りました。今までに自分が体験したことのないことにチャレンジしたいと思い、明治大学で学ぶことを決めました。
明治大学の好きなところについて
明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?
場所:中野キャンパスのラーニング・ラウンジ
理由:このエリアは学習と相談を主な目的としますが、昼休みには友人と話したり、お弁当を食べたりすることもできます。また、いろいろな国のゲームや資料、漫画なども置いてあります。自習もできるし、友人とゲームをすることもできて、とても快適な場所です。
好きな授業を教えてください。
授業名:日本先端文化論A
担当教員名:森川嘉一郎先生
理由:一番好きな理由は、授業が面白いからです。具体的には、日本から世界へ発信した文化などを学ぶことができます。また、有名な作品が制作されたきっかけと成功した理由を分析して説明してくれるので、漫画やゲームの発展を改めて異なる側面から認識することができました。
日本で過ごした感想
日本に来て驚いたところは?
日本と私の母国である中国は近いのに、日常生活で驚いたことや違いは山ほどあります。まずはバスの降車ボタンです。中国ではバスにこのようなボタンはなく、すべてのバス停に停車します。 他には、レジ前のカルトン(現金をやりとりする小皿)、駅のそばにある喫煙室、街中にゴミ箱がないこと、ポールペンより鉛筆のほうがよく使われていることなど、たくさんあります。
自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?
楽しいところ
日本では人生初の花火大会、キャンプなどたくさん体験しました。また、履修した授業の先生から教えてもらい、さまざまなボランティア活動にも参加しました。そこで日本だけでなく、ブラジルやアメリカ出身の友人もできました。異文化交流をすることで、自分の視野が広がるのが楽しいです。
大変なところ
中国では、日本語のような配慮表現や、断るときの曖昧さなどは、正式な時でしか使わないので、普段はかなり直接的な言い方をします。以前、日本人の友人が「時間がありますか?一緒に行きませんか?」と誘ってくれたことがありましたが、「いいえ、行きません」と断ってしまいました。今考えると、大変なことでした。
張 慶瑞さんについて&メッセージ
将来の夢は何ですか?
世界は国際化が進んでいますが、各国にはそれぞれ個性があります。この違いをお互いに尊敬して、また理解して学ぶことがとても重要だと認識しています。
将来は、中国・日本以外の国にも行ってみて、違う背景で異なる意見を理解することで、批判力や認識力、思想の包容性を身に付けたいです。具体的に何になりたいかはまだ決めていませんが、さまざまな体験をして、グローバルな仕事をしてみたいです。
故郷の国の紹介や、自慢をしてください。
私は中国の北京から来ました。北京は、名所旧跡と料理で有名です。「万里の長城」「紫禁城」だけでなく、「胡同(フートン)」という今でも人が住んでいる伝統的な建物もあります。また、北京では中国全土の料理はもちろん、世界各地の料理も食べられます。ぜひ遊びに来てください。
明大生へのメッセージをお願いします。
なじみのない場所に行くと誰でも迷ってしまいます。あるいは不安感が出てきます。その時こそ、自分を高めるチャンスです。どれほど困難であっても諦めないで、小さなことから始め、一つひとつ乗り越えていきましょう。
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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