2021.12.09

【留学生紹介】「NASAのエンジニアのような技術者になるために、日本でロボティクス分野を勉強中」孫 茂翔さん


日本への留学体験を紹介してくれた方孫 茂翔さん(理工学部4年)

  • 出身国:中国
  • 留学期間:2017年4月~

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

高校の時に、アメリカで開催されたロボットコンテスト(ロボコン)に参加して、NASA(アメリカ航空宇宙局)のエンジニアと出会い、彼らのような総合的な技術者に成長したいと決心しました。日本は世界の中でもロボティクス(ロボット工学)分野に強い国であり、ロボティクスに関する興味をとても強く持っていたため、専門的に勉強するために日本への留学を決めました。

明治大学を選んだ理由は、「権利自由、独立自治」という建学の精神に基づき、「個」の確立を基礎とした教育方針を堅持した明治大学なら、個人の潜在力を引き出せると感じたからです。

生田キャンパス食堂前

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:生田図書館
理由:周りに銀杏と八重桜の木が植えられていて、落ち着いて勉強ができます。特に、勉強に疲れた時には、1階の閲覧室の窓から銀杏を眺めると気分転換できます。また、桜が散ると地面が桜色になり、言葉では言い表せないような美しさです。見ていて心地が良くなるシーンです。

図書館前の散った八重桜

好きな授業を教えてください。

授業名:共通総合講座B(先端医療概論)
担当教員名:工藤寛之先生
理由:共通総合講座Bでは先端的の医療の現状に関する複数のトピックスを、聖マリアンナ医科大学の協力を得て、医療現場の最前線で活躍する講師陣がわかりやすく解説してくれます。医工連携をはじめとした医学と理工学・農学との連携の現状を理解することができ、自分の専門だけでなく、他分野に関して基礎的な常識を習得することができます。

日本で過ごした感想

日本に来て驚いたところは?

日本にはあちこちに中華料理屋さんがあり、母国の料理を食べることができて良かったと思いましたが、実際に食べてみたら日本人の口に合わせた料理だと分かりました。味は中国の料理とは違うのに、中華料理と呼ばれることに驚きました。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ

文化が異なる日本で勉強することで、これまでに見たことがないものが見つかり、自分の視野を広げることができます。日本ではさまざまな国から来た人々と出会え、異文化を理解することができ、国際的な視点を身に付けられることが楽しいです。

大変なところ

やはり、実家から遠く離れ一人暮らしをすることです。自分一人で他国に来て、自分にとって全く新しい環境、異なる文化の国で生活し始めました。自炊もしなければならないので、「全く料理ができない人」から「料理ができる人」になりました。

孫 茂翔さんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

NASAのエンジニアのような総合的な技術者に成長し、機械分野の知識を活用して、社会へ貢献したいと思います。また、将来技術者として中日友好交流の架け橋になりたいと思います。

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

私はおいしい料理を食べることが大好きなので、母国の食文化に関して自慢します。中国は広く、地域によって食文化も違い多様性があります。上海出身なので、地元の上海焼きそばと上海風とんかつがおすすめです。上海風とんかつは辛醤油をつけて食べますので、日本のとんかつとは違う美味しさをぜひお試しください。

本格中国料理

明大生へのメッセージをお願いします。

学内と学外の生活のバランスを取りながら、大学生活を楽しんでください。新型コロナウイルス感染症で大変な時期ですが、みんなと共に乗り越え、一日も早い終息と皆さまのご健康をお祈り申し上げます。

生田図書館隣の銀杏の木
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