2022.09.05

【留学生紹介】「黒川農場など研究環境が充実している明治大学へ。線虫学や遺伝学、バイオテクノロジーなど幅広く生物学を研究!」楊 エキケンさん


日本への留学体験を紹介してくれた方楊 エキケンさん(農学部3年)

  • 出身国:中国
  • 留学期間:2020年4月~2024年3月

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

中学生の頃に日本のアニメーションとアイドルが好きになったことがきっかけで、日本の文化に興味がわきました。高校1年次の夏休みに、京都で1カ月間の文化体験コースに参加して、日本の歴史と文化を満喫しました。そして、「日本へ留学したい!」という気持ちを固めました。

明治大学を選んだ理由は、黒川農場があり、研究施設・設備が充実していることと、数多くの研究室があって、さまざまな分野の知識を学べるからです。

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:生田キャンパスのバイオ施設棟
理由:とても静かで、実験用の機械が稼働している音しか聞こえないので、落ち着いて実験に専念できます。

バイオ施設棟で、先輩と一緒に微分干渉顕微鏡を使って感染率を確認している様子

好きな授業を教えてください。

授業名:植物線虫学
担当教員名:新屋良治先生
理由:さまざまな「線虫」について、それらの特徴や人間との関わりについて勉強しました。「線虫学」だけではなく、「遺伝学」や「バイオテクノロジー」など、幅広い生物学の知識を学ぶことができます。授業の中では、その回のテーマに関するTEDの講演などのビデオを見るので非常に面白く、理解も深まりました。とても良い授業でした。

明治大学 植物線虫学研究室(新屋良治研究室)PR動画

極限環境に生きるヒ素耐性線虫の研究動画(英語版)

日本で過ごした感想

日本に来て驚いたところは?

中華料理屋のメニューです。天津飯や酢豚などは中国で食べた経験が無くて、チャーハンと餃子とラーメンのセットを見たことも初めてでした。ちなみに、日本人の知人が「中国には天津飯がない」と言っていたことを聞いた時も驚きました。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ

新たな友人を作って、いろいろなところへ旅行しました。おいしい郷土料理を食べながら、その地域の風土を感じました。

大変なところ

一人暮らしなので、自己管理がとても重要です。今でもまだうまくできていないので、大変なことだと思っています。

楊エキケンさんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

「線虫」についてよく知っている人はそれほど多くないので、「線虫の魅力」を他の人たちに伝えたいです。

ネコブセンチュウがシロイヌナズナに寄生した様子

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

私の出身地は、中国浙江省の嘉興市です。嘉興は「揚子江デルタ地域」の中央にあって、歴史が相当長いです。約7000年前の新石器時代の稲作を中心とした、馬家浜文化の遺跡があります。現代都市の中には、隋代で開削された運河のある街並みが残り、観光客も多いです。李叔同、豊子愷や茅盾など、数多くの文化人を輩出したりもしています。

粽(ちまき)というもち米と具を笹の葉で包んだ食べ物は、嘉興の名物でとてもおいしいです。もし機会があれば、ぜひ食べてみてください!

嘉興の運河沿いの風景

明大生へのメッセージをお願いします。

自分のやりたいことに踏み出せば、必ずフィードバックがもらえますので、怖がらず、焦らずに一歩ずつ「前へ」進みましょう!

生田キャンパスで大好きなめいじろうを目撃した時の一枚
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