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2024.04.18

ゲームを通して母国の魅力を発信したい!エンターテインメント技術を学ぶため総合数理学部へ(李 健浩さん)

総合数理学部学生留学国際交流数理・データサイエンス・AI
日本への留学体験を紹介してくれた方李 健浩さん(総合数理学部4年)

  • 出身国:中国
  • 留学期間:2019年4月~

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

私は子どもの頃から日本のアニメを見ており、「いつか日本に行ってみたい」と考えていました。中国の大学入学試験「高考(ガオカオ)」で思うような結果が出ず、改めて自分の進路について考えたことをきっかけに、日本への留学を決心しました。

私はゲームや音楽などのエンターテインメントコンテンツにとても興味があり、これらをつくる側の世界をのぞいてみたいと考えていました。明治大学の総合数理学部先端メディアサイエンス学科は、人を楽しませるエンターテインメント技術を幅広く学ぶことができるため、将来の進路としてたくさんの選択肢があり魅力的だと感じたため、選びました。

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:中野キャンパスに隣接する中野四季の森公園
理由:通学の途中でこの公園を通るので、四季の変化と自然を感じながら気分転換ができて、私にとっては授業モードのオンオフスイッチのような存在です。

中野四季の森公園から撮った中野キャンパス。毎日この風景を見ています

好きな授業を教えてください。

授業名:エンタテインメントプログラミング演習(EP演習)
担当教員名:宮下芳明先生
理由:夏季休業期間中に、EP演習の集中講義をオンラインで受講しました。この講義では、学生たちが自由にコードを書いてシェアする場が設けられていて、毎回他の学生の成果から良い刺激を受けながら、プログラミングの面白さを体験することができました。私は春学期の学習の集大成として、ゲームをプログラミングしました。インプットした知識を検証し、アウトプットする良い機会になりました。

EP演習のオンライン受講の様子

日本で過ごした感想

日本に来て驚いたところは?

初めて来日した際、空港のスタッフの方々の年齢層が高いことに驚きました。日本の少子高齢化については知っていましたが、実際に生活してみると、想像以上に働いている高齢者の方の数が多く年齢も高かったので、中国との違いを感じました。

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?

楽しいところ

中国の大学生活では、キャンパス内の寮に住むことが一般的です。日本では、自分で住む場所や物件を決めたり、部屋を好きなようにアレンジしたりすることができて、楽しいです。自立した実感があります。

1人暮らしなので、大学入学後から猫を飼いました。毎日癒されています。とてもかわいいです!

大変なところ

日本の生活で一番大変なことは、いろいろな手続きが煩雑であることです。例えば、留学生としては在留資格に関する手続きがあり、住民としては引っ越しなどの際に区役所での手続きや水道・電気・ガス会社との契約手続きなどがあります。

李 健浩さんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

具体的に「これをやりたい」という夢はまだ決まっていませんが、将来、たくさんの選択肢を持ち、そして自由に選ぶことができる能力がある人になりたいです。今、一番興味を持っている分野でいうと、やはりゲーム業界が気になります。今までゲームからあらゆる文化を体験したので、中国独自の文化や面白い昔話も、ゲームを通してもっと世界中に広げることができれば良いなと考えています。

自宅のゲーム機とレコード。私の趣味を表す一枚

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

私の実家は中国浙江省の温州市です。長い歴史を持つ温州市には、甌江(オウコウ)という美しい川が市全体を貫き、豊かな自然と発展した都市が共に存在します。また、温州出身の人は勤勉で賢い人が多く、周りに流されず新しい道を開拓して生きるという特徴があり、世界中いろいろな国・地域で活躍しています。

故郷・温州市の風景

明大生へのメッセージをお願いします。

迷う時には、将来の選択肢が多い方の道を選ぶことをお勧めします。そして、物事の変化が激しい時代には、自分の将来性を狭く絞らず、つまり一つの道だけに固執せず、柔軟に可能性を広げることが重要です。

鎌倉に行った際の一枚
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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