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2024.02.22

会計専門職研究科で実践的にビジネスを学び、即戦力を身に付けて、日本語の運用能力を向上!(労 嘉信さん)

学生留学国際交流就活専門職大学院
日本への留学体験を紹介してくれた方労 嘉信さん(専門職大学院 会計専門職研究科2年)

  • 出身国:中国
  • 留学期間:2022年4月~2024年3月

日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。

日本を留学先として選択し、日本語を習得することは有意義であると思います。英語は確かに世界共通の言語ですが、英語を話すことができる人は中国に多くいます。一方、中国語、英語、そして日本語の三つの言語を話すことができる人は希少で、求人需要が高い傾向にあります。そのため、三つの言語を習得することで、自分のキャリアパスが広がると考えました。

明治大学の会計専門職研究科(会計大学院)は日本で有名な専門職大学院の一つとして実践的なビジネス教育を提供しています。ケーススタディーのような実践的な学びを経験することで、即戦力を身に付けることができる点が非常に魅力的だったため、明治大学を選びました。

明治大学の好きなところについて

明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?

場所:駿河台キャンパス アカデミーコモン11階
理由:生涯学習拠点である「明治大学リバティアカデミー」は、駿河台キャンパス アカデミーコモン11階を中心に講座を開講しています。文化・歴史・政治経済などさまざまな講座や企画が行われており、どの講座もとても魅力的なので、時間がある時にはよく参加しています。

アカデミーコモン11階のソファに映る美しい虹

好きな授業を教えてください。

授業名:国際会計実務
担当教員名:許 英姿先生
理由:許先生の授業に参加することで、会計の国際化に関連する課題、例えば固定資産の減損会計や無形資産とのれん会計、リース会計などの領域の知識を深めることができました。授業が面白く、将来の仕事にも役立つと考えています。

日本での就職への道のり

日本での就職を目指して、どのように準備を進めましたか?

日本での就職活動は国籍にかかわらず、全員が自己分析や業界研究、書類選考、玉手箱・SPI対策(筆記試験)、面接などに参加します。この流れは他の国と比べて複雑ですが、最後まで諦めてはいけません。

その中でも、一番大事なことは日本語の運用能力です。日本語の運用能力は、筆記試験や面接ではもちろんのこと、情報収集の効率にも直接的に影響し、就職活動の成功の鍵を握っています。そのため、就職活動中はエントリーシート(ES)の言葉遣いなどの修正、日本語での面接練習や発表練習など、半分以上の時間を日本語学習に費やしました。

明治大学で履修していた日本語の授業も就職活動に非常に役立ちました。授業で私はさまざまな日本語の文法や自然な表現方法を学びました。そしてさらに、多くのクラスメートや先生と知り合い、交流や授業での発表を通して、日本語の運用能力に自信を付けることができました。面接官の前で自信を持って自分をアピールすることも、非常に重要な評価ポイントであると感じます。

また、留学生向けの日本語オフィスアワーをよく利用しました。週2回のオフィスアワーに出席し、日本語の先生方と一対一の会話練習をしました。先生方に優しく対応いただき、さまざまな話題についてディスカッションしました。このおかげで、日本語だけでなく、日本の文化と日本人の考え方も理解できるようになりました。日本語オフィスアワーを全ての留学生にお勧めしたいです!

明治大学の留学生チームでバスケットボールの試合に出場した時の一枚

就職活動で特に努力したこと・大変だったことはありますか?

特に努力したこと

特に努力したことは日本語の学習です。2023年1月上旬に冬季休業が終わってから、5月に内定を得るまで、私は授業や宿題、アルバイトの他に、毎日約4時間、日本語を全力で勉強していました。祝日の場合は、10時間を超えることもありました。初めは非常につらかったですが、慣れると、毎日が充実していることを楽しむようになりました。

大変だったこと

特に大変だったことは、なかなか選考を通過できなかったことです。私の就職活動は決して順調ではありませんでした。日本語の学習など、たくさんの努力を積み重ねたにもかかわらず、多くの挫折を経験しました。1〜2日おきに、企業からの不採用通知を受け取り、多い時は1日に4〜5通を受け取ることもありました。特に忙しい一日を過ごした後、夜、寝る準備をしている時にメールボックスに不採用通知を見つけると、奈落の底に落ちたような気持ちでした。

しかし、毎回選考に通らなかった原因を分析し、良かった点や失敗の理由をノートにまとめるようにしました。自分のノートを見返し、参考にすることで、少しずつ筆記試験も面接もうまくいくようになりました。この経験から、過去の失敗にとらわれず、前向きに考えることの勇気が大切だと学びました。

労 嘉信さんについて&メッセージ

将来の夢は何ですか?

将来の夢はフリーランスとして遠隔で仕事をしながら、自由にいろいろな場所に旅行することです。このライフスタイルには、多くの魅力があります。一つ目は、世界各国を旅行することで、異なる文化を体験する機会が得られることです。二つ目は、時間や場所にとらわれず、自由に生きることができ、自分のペースで働くことができることです。そのため、フリーランスとして、自由かつ充実した生活を送ることが私のかなえたい夢です。

故郷の国の紹介や、自慢をしてください。

中国の広東省仏山市順徳区です。おいしい料理が自慢です。順徳は中華料理の四大流派の一つである広東料理の発祥地です。双皮奶(シュァンピィナイ)、打邊爐(ダービンロウ)や順徳鱼生(シュンダーユーシェン)をぜひ食べてみてください。

おいしい順徳鱼生(シュンダーユーシェン)

明大生へのメッセージをお願いします。

大学生活は、失敗を経験する機会がたびたびあると思います。しかし、失敗を恐れてチャレンジを避けていたら、成長することはできません。失敗を恐れず、積極的にさまざまな事に挑戦してください。明治大学には、優秀な先生や先輩、仲間がたくさんいます。一人で乗り越えなければならないことも多いですが、困った時は一人で悩まず、周りの人に助けを求めてください。

新しい挑戦と学びに満ちた大学生活を楽しんでください。好奇心を持ち続け、夢に向かって勇敢に進んでください。頑張ってください!

教室から見たきれいな夕焼け
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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