
- 出身国:韓国
- 留学期間:2021年4月~2024年9月(卒業予定)
日本への留学を志したきっかけと、明治大学を選んだ理由を教えてください。
高校3年生の時、ある広告を見たことがきっかけで広告企画に興味を持つようになり、「将来は、広告・マーケティングの仕事をするという夢を叶えるために、視野を広げたい!」と考えて、留学を決心しました。その中でも特に日本の広告に興味を持っていたので、「日本についてもっと知りたい」と考えて日本への留学を決めました。
明治大学国際日本学部を選んだ理由は、国際的な観点から日本と国際社会のさまざまな部分(社会・経済システム、文化など)を幅広く学べる社会システム・メディア研究領域があったからです。視野を広げるために留学したいと考えていた私にピッタリだと感じて、とても興味を持つようになりました。
明治大学の好きなところについて
明治大学のキャンパスで好きな場所はどこですか?
場所:中野キャンパスの広場
理由:天気の良い日に座って休んだり、友人とランチを食べたりすると、ピクニックをしているような気分になれるので楽しいです!

好きな授業を教えてください。
授業名:国際日本学実践科目A、B
担当教員名:小林 明先生
理由:国際日本学部では、学生が受動的に理論を学ぶ講義形式の授業より、自ら考えてディスカッションするような双方向型の授業が多いです。その中でも、特に小林先生の国際日本学実践科目では、学生たちが能動的に国際交流のイベントを企画・実行しました。講演会や交流会などの大きなプロジェクトを実現することができたので、自分の実行力に自信が持てるようになりました。さらに、小林先生からのアドバイスやコーチングを受けたことで、より広い視野で物事を捉えることができるようになりました。
日本で過ごした感想
日本に来て驚いたところは?
さまざまなことに驚きましたが、その中でもマイノリティの方々へのさまざまな配慮に一番驚きました。例えば、横断歩道で聴覚障がい者の方のために音声が流れていたり、視覚障がい者の方のために牛乳パックに「切欠き(※)」がつけられていたりすることです。
また、駅員さんたちが、車いすを利用する方たちの列車の乗降のお手伝いをしていることにも驚きました。これを見て、私はかなり感銘を受けましたが、「中野駅には車いすを利用する方のためのエレベーターが無いので、まだバリアフリー設備を整備しなければならない所が多い」と学部の先生がおっしゃっていた点にも、さらに驚きました。
※切欠き:牛乳パックの上に付いている「くぼみ」。目の不自由な方々が触っただけで、生乳100%の種類別「牛乳」であることが分かり、「切欠き」の反対側が開け口だと分かる印

自分の国の学生生活と比べて、日本の学生生活で楽しいところ・大変だと感じるところはありますか?
楽しいところ
日本の大学では多くの学生が「ゼミ」に入りますが、韓国の大学には「ゼミ」というものがありません。自分が研究をしたいと思うテーマに沿ったゼミに入って研究するだけでなく、ゼミのメンバーととても仲良くなってバーベキューなどをしたことは、本当に楽しい思い出です!また、留学生として多様な国の友人が日本の大学に適応できるように、さまざまな活動に参加したことも楽しかったです。安高先生をはじめとした先生方や学生と共に、国際日本学部の留学生新入生歓迎会の企画や司会も担当しました!


大変なところ
言語的な問題と韓国とは異なる時期に就職活動をしなければならないことです。最初は、母国語でレポートを書くことでさえ難しいと思いますが、さらに日本語で書かなければならないので、とても時間がかかって大変でした。 また、卒業後に就職活動を始める韓国に対し、4年次、早ければ2~3年次から就職活動をしなければならない日本の就職活動のスケジュールにも驚きました。
しかし、このような部分は時間が経つにつれて自分の成長とともに解決できたので、長期間続く大変さではありません。特に留学生のための日本語は、1年次の必修科目なので、文章とレポートの書き方などをきちんと学ぶことができます。
GO MINJEONGさんについて&メッセージ
将来の夢は何ですか?
私のアイデア能力を生かし、広告・マーケティングの仕事をしたいと考えています。そのため、国際日本学部で唯一の広告・マーケティングを研究している小野雅琴ゼミに所属し、先生にさまざまなことを教えていただいています。
故郷の国の紹介や、自慢をしてください。
私の母国の韓国については、K-POPや韓国料理が有名ですが、私は韓国の効率的なシステムを自慢したいです。インターネットの速度だけではなく、公共機関での仕事処理・申請過程・銀行のオンラインバンキングなど、日常生活で使う多くのシステムがオンラインで早く手軽に処理できるようになっているので、世界のどこに行っても韓国は便利だなと感じる点が自慢です!特に、オンラインバンキングは24時間送金できる上、即時反映されるという特長があります。この点が、意外と他国では少ないということを留学後に知りました。

明大生へのメッセージをお願いします。
明治大学は、学生に多様な機会を提供しようと努力し、学生の意志を応援してくれる大学だと感じています。私は、国際日本学部の先生の指導の下でさまざまな成長をすることができたので、自分が世界で活躍することを夢見るようになりました。学部の先生だけでなく学部生たちも非常にオープンマインドの人が多いため、授業以外の時間にも友人と話したり何かの活動をしたりする中で、たくさんの学びやインスピレーションを得ることができました。
明治大学の学生は大きな夢を持っている人が多いので、いつもすてきだと思っています。このような皆さんの夢と意志を心より応援しています。一緒に頑張りましょう!

最後に
実は留学を決心する前、私は自分の人生と夢について深く考えたことがありませんでした。今回人生で初めて一般的な進路から抜け出し、反対される状況の中でも自分の力で留学の準備をして、明治大学に進学しました。進学した国際日本学部では、多くの立派な先生方や多様な国籍の優しい友人に出会うことができたので、明治大学での4年間の留学生活は自分の人生にとってターニングポイントになりました。一つの選択で人生を変化させた私の留学経験が、誰かの勇気となればうれしいです。
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