
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は商学部のYEONさんが、イギリスでの留学体験を紹介してくれます!
留学先 | イギリス |
大学名 | カーディフ大学カーディフビジネススクール |
留学プログラム名 | 学部間協定留学(交換型) |
留学期間 | 2023年9月~2024年6月 |
卒業高校名 | ミョンホ高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
父が日本に留学をした経験があったため、日本に留学していた時の思い出話を、私は子どもの頃からよく聞いて育ちました。その影響で、「私自身も、大学に入ったら留学をしたい!」という夢を持つようになりました。
明治大学に入学した時から学内の留学プログラムに興味を持っていたので、留学までのスケジュールや応募条件などに目を通していました。そのため、良いタイミングで商学部の学部間協定留学(交換型)の募集を見つけた時は、すぐに留学することを決心して申し込みました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
2023年2月頃に留学が決まった後、元々持っていたTOEFLスコアの有効期限が切れていたので、約1カ月間、TOEFLの勉強をした上で、6月にTOEFLを改めて受験しました。
その後、留学先の大学からビザを申請するために必要な書類を発行してもらい、7月から本格的に留学の準備ができるようになりました。全ての書類がそろったところでビザを申請し、一週間後にビザを取得できました。飛行機のチケットはビザを取得した後に予約し、9月にイギリスに入国しました。
受験した語学試験があれば教えてください。
TOEFL iBT
- 2023年6月:82点
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
「協定留学(交換型留学)※」を希望していた一番の理由は、「留学先の授業料が免除されるため」でした。基本的に、留学には現地での生活費など相応の費用がかかるので、なるべく経済的負担が少なくて済む「協定留学(交換型留学)」には大きなメリットがあります。
また、明治大学に入学するために高校生の時にTOEFLの勉強をしたことをきっかけに、「英語力を向上させたい」という目標を持ち続けていたので、英語圏の国に留学したいと思っていました。カーディフ大学カーディフビジネススクールは商学部との学部間協定があり、英語圏に位置しているので、私にとって最適な留学先であると確信しました。
※ 協定留学(交換型留学):協定留学とは、明治大学と世界各国の高等教育機関との協定に基づいて、原則として、1学期間から1学年間留学するプログラム。協定留学の制度を利用するためには、学内選考に合格し、明治大学から派遣候補生として推薦される必要がある。協定留学(交換型留学)は、留学先の授業料は免除される(明治大学の学費は納入する必要がある)。協定留学(授業料負担型)は、留学先の授業料は自己負担する(明治大学の学費も納入する必要がある)。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
留学を準備する際には、ビザを申請するための提出書類の注意点などを事前によく読み、申請時に不備がないようにすることが重要です。
留学先に持参して良かったと感じたものは、傘と常備薬です。イギリスではいつ雨が降るかどうか分からないので、毎日傘を持って出掛けていました。そのおかげで雨に濡れたことは、ほとんどありません。また、急に環境が変わりイギリスが日本よりも乾燥しているためか、留学してから2回風邪を引いてしまいました。その時に常備薬がとても役に立ったので、持ってきて本当に良かったと思いました。それ以外にも、イギリスは硬水なので、肌や髪の対策として「軟水化シャワーフィルター」を持って行きました。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
留学中の目的・目標は「英語力の向上」と「たくさん交流すること」でした。英語力の中でも、特にスピーキングの能力を向上させたかったので、講義はもちろん、積極的に交流を図ることで達成したいと思いました。そのため、毎日英語に触れることを心掛け、大学に行かない日も外に出掛けて英語で話す練習をしました。
また、留学生のための英語の授業を履修し、英語を特別に学習できる環境もつくりました。その過程で友人もたくさんできたので、一緒に遊びに行ったり外食したりしながら交流を楽しみました。
これからも英語の学習は継続しますが、留学の目的・目標は確実に達成できたと感じています。

留学先で学んだ学問について教えてください。
- 明治大学で学んでいる分野:商学
- 留学先で学んだ分野:ビジネス
日本で学んでいる分野と留学先で学んだ分野とで大きく異なる点はありませんでした。しかし、2年次の春学期まで明治大学で商学の基本的な知識を身に付けた上で、秋学期からは留学先で3・4年次対象の講義を受けたので、学びをより深めることができました。
そのため、最初は現地の学生に比べて自分の知識や理解度が不足していると感じていましたが、環境に慣れてからは少しずつ自信を持つことができるようになりました。そして、さらに専門的な内容を学ぶことで一層勉学に集中できるようになったので、学びの価値を改めて感じることができました。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
友人とさまざまな国の料理の食べ歩きに挑戦
私は元々、休みの日は出掛けずに家で休むことが好きなインドア派ですが、留学中はなるべく多様な経験をするために、ほぼ毎日、友人に会い、課外活動にも積極的に参加しました。講義がない限り、イベントや部活動にも必ず参加しました。その中で最も記憶に残っていることは、留学期間中、同じ友人と週に一度のペースで、いろいろな国の料理を食べたことです。さまざまな国の料理に一緒に挑戦し、たくさんの思い出を作ることができたので、何よりも特別なエピソードです。


ローマン・バスを訪れ、西洋の歴史を実感
イギリスにいる間、ロンドンを含めていろいろなところに出掛けましたが、最も印象的だった場所はバース(Bath)でした。地名からも分かるように、バースにはイギリスで唯一の温泉地、「ローマン・バス(ローマ浴場博物館)」があります。ローマ時代に使用されていた当時の温泉地を見ることができますが、西洋の歴史を実感できたことがとても魅力的でした。イギリスの歴史を感じられたバースへの旅行は特別だったので、忘れられない場所になりました。


最後に
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
これまでの人生で、最も多様な経験ができた1年でした。留学の準備から終了までは大変でしたが、簡単ではなかったからこそ、自分が学生としても一人の人間としても成長し、成熟した人間になることができました。

後輩へのメッセージをお願いします。
留学であれ、他のことであれ、挑戦したいと思っていることには、ぜひ挑戦してみてください。私は留学を通じて、「重要なことは成功や失敗ではなく、その過程から得られた経験や教訓である」ということに気付きました。自分に必要なチャンス、自分がつかみたいチャンスは、手に入れられるように最善を尽くしましょう!
Meiji NOWでは、Xアカウント(@meiji_now)で日々の更新情報をお知らせしています。Xをご利用の方は、以下のボタンからMeiji NOW公式アカウントをフォローして、情報収集にご活用ください。
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです