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世界で学ぶ!
2025.03.05

就活前にオーストラリアへの短期留学。多様な人と交流し視野の広がりを実感|金子貴翔さん

政治経済学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は政治経済学部の金子さんが、オーストラリアでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方金子貴翔さん(政治経済学部3年)

プロフィール写真

留学先 オーストラリア
大学名 西シドニー大学
留学プログラム名 西シドニー大学短期留学プログラム(引率あり型)
留学期間 2024年2月
卒業高校名 埼玉県立大宮高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

2年次の夏休みに他大学の留学生と交流する機会がありました。その際に、国際情勢について非常に刺激的な話を聞くことができたこと、同時に自分が国際情勢について無知だったと自覚したことをきっかけに、海外や留学への興味を持ちました。3年次の4月前後に就職活動を始めようと考えていたので、2月からの約1カ月間の留学が時期的に最後のチャンスだと思いました。また、短期で集団渡航型のプログラムであることから、海外が初めての自分にも挑戦しやすいと考えて留学を決心しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

大学入学時から「TOEIC Listening & Reading Test」の教材を使用して、継続的に英語の勉強をしていました。また、2年次に1年間政治経済学部のACEプログラムを受講していたので、授業ではスピーキングとライティングを重点的に学んでいました。これらに加えて、英語でYouTubeや映画を見ていました。私は元から英語が好きというわけではなかったので、英語に慣れ親しむことを心掛けていました。

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEIC

  • 2022年4月:675点
  • 2024年9月:785点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

オーストラリアは多様な人々によって構成される国家であり、留学先の西シドニー大学にも多様な学生が在籍しています。そのため、自分の視野を広げることができると考えました。また、英語が第一言語の国なので、英語力を養うために良い環境だと思い、西シドニー大学を選びました。

大学寮からの景色生活していた大学寮からの景色。朝6時半ごろの景色が好きで早起きを頑張っていました

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

学生のバックグラウンドが多様なので、英語のアクセントが人によって異なります。オーストラリア特有のアクセントもあります。あらかじめ多様なアクセントに触れる機会があれば、より活発なコミュニケーションが取れたと思います。

また、日本食が好きな方は、フリーズドライなどの食品を持って行くと良いでしょう。私自身は1カ月間味噌汁が飲めなかったことが少し辛かったです。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

私は留学の目的を「未知の経験を通じて視野を広げること」としていました。視野が広がれば、自分の将来を考え直したり、選択肢を広げたりすることにつながると期待したからです。そのため、現地の学生とコミュニケーションをたくさん取ることを意識していました。そして現在、実際に留学の経験が自分のキャリア選択に影響を与えており、目的を達成できたと実感しています。

歴史的地区「The Rocks」現地のガイドの方と共に歴史的地区「The Rocks」を回りました

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいる分野:都市政策(3年次のゼミから)
  • 留学先で学んだ分野:日本とオーストラリアの政治・経済・文化について、両国間やアジア地域の国際関係について

留学先の授業は教養として知っている内容ではありました。しかし、歴史や国際関係など、オーストラリアの立場でのものの見方を学ぶことは、日本で同じ内容を学ぶのとは違った視点があり、興味深かったです。

名所「Three Sisters」の写真オーストラリアの歴史について学んだ後に、実際に名所(Three Sisters)を訪れました

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

授業に積極的に参加し英会話力が向上

授業はグループワーク形式で、先生からの質問も多い参加型の授業でした。最初は聞き慣れない先生の英語のアクセントに苦労し、質問に答えられないことがありました。そのため、些細なことでも疑問点があれば、授業後に先生に質問をして理解を深めました。拙い英語でも先生は親身になって質問に答えてくださったので、自信がつくと同時にリスニング能力も向上しました。

プレゼンテーションの様子グループワークでは現地の学生も交えて特定のテーマについて話し合い、プレゼンテーションも行いました

現地の学生と学外でも交流

日常生活でも文化や価値観の違いに触れることができました。オーストラリアではよくバーベキューをしますが、実際に参加してみると当初想像していたものとは違い、現地の文化を知る機会になりました。また、現地の学生のバックグラウンドが多様で、英語を使って韓国語とアラビア語と日本語を教え合うということもありました。文化は学ぼうとするよりも他者との関わりの中で知っていくものだと実感しました。

地元サッカーチームの試合授業後に現地の学生と一緒に、地元サッカーチームの試合を見に行きました

最後に

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

この留学経験は、日本のことをよく知る機会になりました。他国での経験全てが日本での経験と自然と対比されるので、結果的に日本のこともオーストラリアのことも、よく知ることができました。

正直なところ、渡航前は海外に対する偏見が多少ありましたが、実際に生活をしてみて考えが変わりました。また、自分自身では海外への興味がないような気でいましたが、意外にもそうではなかったという発見がありました。新しい自分の一面を知ることができたことも収穫でした。

西シドニー大学のサポーターの皆さんからの寄せ書き最終日に西シドニー大学のサポーターの皆さんから寄せ書きを頂きました

後輩へのメッセージをお願いします。

英語に強い関心もなく、自信もありませんでしたが、留学先では非常に濃密な1カ月間を過ごすことができました。今、英語に全く自信がなくても大丈夫です。海外留学にそこまで興味がないとしても、想像以上に充実した経験になると思います。まずは短期留学からでも挑戦してみてください。

中心となってサポートしてくれた学生との写真中心となってサポートしてくれた学生との一枚
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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