
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は農学部の永田さんが、タイでの留学体験を紹介してくれます!
留学先 | タイ |
留学プログラム名 | 国際農業文化理解(タイ)(農学部 短期留学プログラム) |
留学期間 | 2024年9月1日~9月10日(9泊10日) |
卒業高校名 | 静岡県立浜松北高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
大学入学時から留学に興味があり、明治大学のオンラインセミナーなどに参加していましたが、本格的に留学を決心したのは2年次の5月でした。兄弟が留学をしていたこともあり、私も大学在学中に留学をしたいという思いがありました。そんなときに短期で参加しやすい本プログラムを知り、応募しました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
大学1年次に、明治大学リバティアカデミーの明大生限定講座「チャレンジ!毎日学べる実践英会話」を受講し、キャンパスで1年間ほぼ毎日、英会話を学んでいました。そのおかげで英語を話すことへの抵抗感が和らぎました。また1年次の秋には英検準1級の試験に合格しました。TOEICなどの英語資格の勉強はあまりしていなかったので、留学後の今、試験に向けて勉強しています。
受験した語学試験があれば教えてください。
実用英語技能検定(英検)
- 2023年10月:準1級
TOEIC
- 2024年11月:630点
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
一つ目は、海外の農業に関心があったからです。特に熱帯地域の野菜や果物に興味があり、タイで実際にそれらがどのように栽培されているのかを見てみたいと思いました。
また、「模擬国連(※)」に参加できることも、この留学プログラムを選んだ大きな理由でした。開発途上国の食料問題に関心があり、将来は国連で働きたいと考えているので、国際社会での議論がどのようになされるのかを体験したいと思いました。
※ 模擬国連:国連の会議を模して政策を立案し、演説や交渉を経て国際社会の問題解決を図る教育プログラム

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
もっと英会話ができればよりスムーズにコミュニケーションが取れたと思います。また、タイの文化や訪れる観光地について、事前によく調べておくべきでした。出国前は模擬国連の準備などで余裕がなく、まとまった時間が取れませんでした。有名なタイの寺院を訪れる機会がありましたが、その場所や歴史を知っていたらより楽しめただろうと感じました。

留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
将来、国際社会で働いたり途上国の農業に携わったりするためには、どのような知識や能力が必要なのかを知りたいと思っていました。タイの農業や食料生産事情に触れること、また模擬国連やその準備を通して、大学での研究やその他のスキルアップなど、今後何をしたら良いかを考えるヒントを得たいと考えていました。
帰国後、留学での経験が研究室選びに結び付いたり、英語学習のモチベーションアップにつながったりしており、目的を達成できたと感じています。
また、模擬国連の際、スリランカの立場で議論に参加したことがきっかけで、今年の春休みに海外ボランティアでスリランカに行くことになりました。現地での学びが今の自分につながっていると実感しています。

留学先で学んだ学問について教えてください。
- 明治大学で学んでいる分野:農学
- 留学先で学んだ分野:農学、農芸化学、英語
現地の大学や企業を回り、タイの農業や食品化学の研究についてお話を伺いました。特に、4日目に訪れたカセサート大学で伺ったお話は、明治大学で学んでいることと関連することが多く、タイの野菜栽培や畜産の歴史、その課題などを知り、タイと日本の農業の違いについて学ぶことができました。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
現地の学生と積極的にコミュニケーションを取る
現地の学生とは英語でコミュニケーションを取りました。ぎこちない英語でしたが、初対面の現地学生に意識的に話しかけ、交流を深めることができました。何人かの友人とは帰国後も時々連絡を取り合っています。

タイの農業事情を可能な限り学び取る
タイの大学の先生が研究内容を説明してくださったり、施設を案内してくださったりする際、疑問点について積極的に質問をするように心掛けました。また、移動中もバスの中から畑やヤシの林などを見つけて写真を撮り、現地の様子を目に焼き付けました。

最後に
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
英語力(特に語彙力、リスニング力)不足を痛感しました。相手の話していることを正確に理解することができなかったり、自分が言いたいことを英語で伝えられなかったりする場面が多くありました。留学中に感じたもどかしさがモチベーションになり、帰国後は英語学習に励んでいます。
一方、現地の学生と交流する中で、初対面の人とコミュニケーションを取ることが得意だという自分の長所に気付くこともできました。また、模擬国連の準備を通して、見通しを持って計画的に物事を進められるようになりました。

後輩へのメッセージをお願いします。
私は留学によって価値観が変わり、海外をより身近に感じられるようになりました。留学に踏み切るのは勇気がいることですが、自分が思うよりも多くの人が応援してくれると思います。私は、留学の日程が部活動の大事な大会と被ってしまっていましたが、仲間に相談すると快く留学を応援してくれました。少しでも留学を考えている人は、短期でもまずは1回、機会を逃さずにぜひチャレンジしてみてください!

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