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世界で学ぶ!
2025.10.01

ニューヨークで多様なアメリカ文化に触れながら法律を学び、価値観が広がった│加納大輔さん

法学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は法学部の加納さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方加納大輔さん(法学部3年)

プロフィール写真

留学先 アメリカ
大学名 ニューヨーク州立大学バッファロー校
留学プログラム名 大学間協定留学(交換型)
留学期間 2024年8月~2025年6月
卒業高校名 埼玉県立和光国際高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

元々、親の影響もありアメリカ文化が好きで、アメリカに強い憧れがありました。また、大学で専攻している法律分野で、日本とアメリカの相違点を研究したいと考えたことや、高校時代の同じクラスにいた留学生を思い出し「彼のように海外へ飛び立ちたい」と考えるようになったことから、留学を志しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

TOEFL 70点台後半を目標に4技能向上に取り組みました。TOEFL対策としては、リスニングと単語の勉強を重点的に行いました。また、言語交換アプリを活用してスピーキングなどの力を向上させるようにしました。

留学準備では、ビザの取得に労力を要しました。資料や書類作成では、記入例やウェブの情報を活用しなければ理解しづらいところがあったため、注意深く時間をかけて進める必要があり、約半年ほどかかりました。

TOEFL対策に使用したテキストTOEFL対策に使用したテキスト

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL iBT

  • 2024年3月:71点
  • 2024年6月:77点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

アメリカの映像文化に興味を抱いていたことや、アメリカの法律を学びたいと考えていたことから、人生で一度はアメリカ本土に行ってみたいという夢があり、その夢をかなえるためにアメリカを選択しました。また、留学するなら、英会話のスピードが早く、アジア系の方だけでなく他の文化を持つ方とも交流を深められる地域が良いと考え、東海岸の大学を探し、治安面や成績要項も加味して、ニューヨーク州立大学バッファロー校を選びました。

バッファロー市役所バッファロー市役所

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

日本の文化やアニメについて、もう少し学習しておけば良かったです。やはり「日本といえばアニメ」というくらいアメリカではイメージが強く話題に上りやすかったので、もっと知識を増やしておけば良かったと後悔しました。また、留学中は日本食や日本のお菓子を食べたくなることが何度もあったため、もっとたくさん持っていけば良かったです。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

三つの目標があり、全て達成することができました。一つ目は「多角的な視点を学ぶこと」で、多様な文化や価値観を持つ方との交流を通じて、さまざまな視点を学ぶことができました。二つ目は「自分の性格を変えること」で、現地で意欲的に活動することを心掛け、帰国後は周りの人から「積極的になった」と言われるようになりました。三つ目は「英語能力を向上させること」で、留学前は苦手だったスピーキング力やリスニング力が向上しました。

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいる分野:法律全般
  • 留学先で学んだ分野:法律、政治、音楽、アメリカ文化

アメリカの法律や政治を学ぶという目的を持って渡米したため、アメリカ法の講義と政治学の講義を受講しました。日本とアメリカには州法制度や判例主義の違いがあることを学び、その共通点や相違点を見いだすことができました。

その他にも、「音楽と経済学」など自分が興味のある講義も受講しました。法律や政治学といった専門的な講義を受け課題に取り組む中で、疲労がたまることもありましたが、アメリカ音楽と関連の深いこの講義を受講したことでリフレッシュでき、全ての講義に集中して取り組むことができました。

大学内の講堂大学内の講堂

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

出身国の異なるルームメートと積極的に交流

ルームメートとの交流を積極的に行いました。週末にはゲーム機で遊んだり、格闘技の試合を視聴したり、ビリヤードをしたりと、みんなで一緒に行動することで交流を深めました。また、それぞれの出身国の料理を作り合ったり、「日本文化が好きだ」と言うルームメートがいたため「アニメや食文化」について話し合ったりすることもありました。「だし」という単語を知っているルームメートもおり、日本文化が、私が思っている以上に海外に浸透していることに驚きました。

キャンパス外の世界を見ることで、より多様でリアルなアメリカ文化を体感

週末にはバッファローの街やダウンタウンに向かったり、連休にはワシントンD.C.やニューヨーク市に旅行したりすることで、キャンパスを離れたアメリカ文化、つまり、多様なアメリカ人の生活に触れることができました。日本では味わったことがない食事や感じたことのない匂い、見たこともない建造物などに接することで、自分の価値観や限界を自分で狭めてはいけないということを学びました。

旅行で訪れたワシントンD.C.のスミソニアン・アメリカ美術館 旅行で訪れたワシントンD.C.のスミソニアン・アメリカ美術館

最後に

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

留学を経験して、日本のメディアやインターネットだけでは分からない、現地の雰囲気や考え方を学ぶことができ、価値観が広がりました。また、英語の4技能も向上しました。やはり、日本では英語を話す機会が少なく、自ら行動しなければ話す機会は生まれないので、長期留学に挑戦して良かったです。さらに、留学後、友人や家族から「積極的に物事に取り組むようになった」と言われるようになり、その点でも成長できたことをうれしく思います。

後輩へのメッセージをお願いします。

語学要件や海外渡航の準備、社会情勢の影響など、留学に対して不安を感じている人もいると思います。私自身もさまざまな心配事がありましたが、思い切って挑戦し、完遂することができました。皆さんも、まずは挑戦してみてください。先輩や明治大学のスタッフの方が万全のバックアップをしてくれるので、最初の1歩を踏み出すことができれば、そのままうまくいくと思います。頑張れ!

国会議事堂の前での一枚国会議事堂の前での一枚
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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