
「より厳しい環境で勉強にもサッカーにも挑戦したい」と思い、留学を志望しました。中学生のころから継続的に英語を勉強する中で、「いつか使えたらいいな」と思うようになったため、せっかくなら大学生のうちに留学しよう!と決めました。
留学先 | オーストラリア |
大学名 | 西シドニー大学 |
留学プログラム名 | 協定留学 |
留学期間 | 2016年2月~11月 |
出願期間 | 2015年7月中旬 |
受験した語学試験 | TOEFL iBTテスト(2015年7月:78点) TOEIC公開テスト(2015年12月:805点) TOEIC公開テスト(2016年11月:905点) |
所属サークル・ゼミ | 体同連サッカー部・キムゼミ(環太平洋アジア政治経済) |
留学準備について
留学を決めた時期はいつ頃ですか。
大学1年次の9月ごろです。当時志望した、2015年度秋出発の協定留学の選考では落選したため、その次の機会である2016年春出発の協定留学を志望し、その準備を始めました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
英語の勉強を大学1年次の最初から留学直前まで、継続して行っていました。特にリスニングが苦手だったので、通学時間を利用するなどして、ひたすら英語を聞いていました。中でも『BBC Learning English』というPodcastを聞いていて、難易度は高すぎず会話の内容も面白いので、リスニングが苦手な人にはお薦めです。 また、留学する1カ月ほど前に、現地のサッカーチームを調べ、入りたいチームのトライアルを事前に申請しました。

出願準備として行ったことは何ですか?
協定留学選考の対象である、学業成績と留学計画書の準備に注力しました。まず、学部の成績向上は強く意識しました。最初に志望した留学に落ちた原因がおそらくGPAの低さだったため、大学2年次では気持ちを改め、授業やレポートなどに真剣に取り組むことを徹底しました。 また、留学計画書の準備には2年次の5月ごろから2カ月近くかけて取り組みました。特に英語は、学部の英語の先生に添削を数回依頼しました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
前回募集で落ち、今回が留年のリスクなく留学できる最後のチャンスだと思い、当時の派遣国が韓国かオーストラリアのどちらかだったため、英語圏であるなどの理由でオーストラリアを選択しました。その中から学びたい科目の授業が多く、都心と観光スポットへのアクセスを考慮して、西シドニー大学を選択しました。 また、協定留学は募集人数が各大学1〜2人と少なく、自分にとってより厳しい環境を目指せると考えたため、選択しました。
留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
2015年9月末に、大学の国際教育事務室から留学決定の連絡が来ました。 協定留学は、学業成績と留学計画書(日本語と英語)、面接(日本語と英語)に基づいて選考が行われます。
出発準備について
出発準備として行ったことは何ですか?
出発の2カ月ほど前から、必要になるものを手帳に書き出してそろえました。その際は留学経験者やネットの情報を参考にしていました。また、留学中に行きたい場所もまとめました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
オーストラリア英語やサッカーで使う単語をもっと予習するべきでした。それらを少し知っておくだけでも、留学生やオーストラリア人との会話のきっかけ作りになります。 また、箸(特に菜箸)はあると料理の際に便利です。
留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
海外でのサッカーに挑戦
州のアマチュアトップリーグに所属しているサッカーチームに入団し、プレーしていました。チームには計15カ国(オーストラリア、イラク、トルコ、エジプト、ギリシア、イタリア、ブラジルなど)の籍を持つ選手がいて、年齢層も18歳から32歳までと、まるでプロチームにいるような気分でした(笑)。リーグ戦で優勝できたことに加え、チームメイトと毎週月曜日の夜にフットサルをしたり、シーズン後に一緒に旅行もできたりと、オーストラリアでのサッカー経験は大変貴重でした。


交友関係も大切に
留学を通じてさまざまな人と出会うだろうと思っていたので、その一人ひとりから学ぶつもりで生活していました。ルームメイトやクラスメイト、交換留学生の友達、教授など、本当にたくさんの人と出会い、交流しました。例えば、ルームメイトの宗教的な慣習に合わせて手でご飯を食べたり、日本語を副専攻にしている友人と互いの課題を助け合ったりと、本当にさまざまです。些細なことばかりですが、それらが私の留学生活に充実感を与えてくれたと思います。


メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
自分の日本に対する理解の乏しさを痛感しました。日本のことに関して尋ねられた際、瞬時に返せなかった時は情けなく感じました。その時初めて、「日本の外では自分が日本人として認識されている」という実感を持ちました。そのため、海外での仕事に興味があった自分にとって、日本に対する理解を深める必要性を感じました。
後輩へのメッセージをお願いします。
留学は、日本ではないような困難や苦労が伴うぶん、そこでの経験や人との出会いは自身にとって大きな財産になるものだと思います。勇気さえあれば貴重な経験ができると思うので、臆せずに挑戦してみてください!
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ふるさとの特徴、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?