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世界で学ぶ!
2026.06.17

ドイツで国際関係と異文化理解を学び、多文化共生を捉える視野が広がった│鈴木惺太さん

情報コミュニケーション学部学生留学国際交流

明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は情報コミュニケーション学部の鈴木さんが、ドイツでの留学体験を紹介してくれます!

留学体験を紹介してくれた方鈴木惺太さん(情報コミュニケーション学部4年)

留学先 ドイツ
大学名 ゲーテ大学フランクフルト・アム・マイン
留学プログラム名 学部間協定留学(交換型)
留学期間 2024年9月~2025年8月
卒業高校名 明治学院高等学校

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

1年次の夏、ベルリンに留学していた兄のもとを訪れました。それがきっかけで、私も異国の地で自分とは属性の全く異なる人々と共に時を過ごしたり、創作活動を行ったりしたいと考えるようになり、留学を志すようになりました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学の約半年前からオンライン英会話を始めました。半年間、ほぼ毎日3講座ほどを受講し、語彙力を鍛え表現の幅を広げました。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

幼少期からヨーロッパに行く機会が多くあり、ヨーロッパに対して興味や関心を持っていたことと、サッカーやアートなどに高い関心があったこと、そして、日本と同様に第二次世界大戦の敗戦国でありながら戦後から大幅な経済成長を遂げた国として、国民性や文化などの違いに興味があったことから、ドイツを選びました。

ゲーテ大学の校舎ゲーテ大学の校舎

準備の段階でしておけばよかったことはありますか?

私は大学でドイツ語を履修しておらず、留学が決定してから独学で勉強しました。今思うと、留学前にドイツ人の友人を見つけたりして、実践の場を設けるべきでした。ドイツは英語力の水準が非常に高いため、英語を使って生活することは可能でしたが、現地のコミュニティーに溶け込むためにはドイツ語が必須だと強く感じました。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

異国の地で生活し、文化も背景も全く異なる人々と触れ合う中で、どれほど自立して行動できるかを試したいと考えていました。また、語学力だけでなく、今までの自分の経験が実際に現地でどれくらい通用するのかを知りたいと思っていました。

結果として、当初の目的であった「通用するかを試す」というチャレンジは達成することができました。そしてそれ以上に、現地での経験からたくさんの学びと大きな気づきを得ることができました。

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいる分野:多文化共生
  • 留学先で学んだ分野:国際関係・異文化理解

留学先では、日本で専攻している多文化共生に隣接する分野として、国際関係と異文化理解を中心に学びました。日本では主に国内の多文化共生の実践や社会的課題に焦点を当てていましたが、ドイツでは移民政策や国際政治、歴史認識の対立といった国家間・文化間の視点から問題を見る機会が多く、より広いスケールで多文化共生を捉える視野が得られました。

日本社会の中で語られる多文化共生だけでは見えなかった「ヨーロッパが抱える現実」や「歴史の語られ方の違い」に触れたことで、自分の考えを相対化し、より柔軟な視点で物事を見られるようになりました。

校舎内の様子校舎内の様子

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

ゲーテ大学主催の写真コンテストで第1位を獲得

留学中、私は自分がその瞬間に何を考え、何を感じたのかをできる限り逃さずメモすることを意識していました。また、文章だけでなく、写真での記録も行い、現地で得た感覚を自分なりの表現として形にし続けました。そのうちの一枚、フランクフルトのレーマ広場で毎年開催されるクリスマスマーケットでの写真は、ゲーテ大学主催のフォトコンテストで第1位に選ばれました。

受賞した作品受賞した作品

異文化理解をする中で自分自身に向き合い、新たな知見を得た

積極的にさまざまな場所を訪れて、現地の文化や人々の様子を肌で感じることを心掛けていました。実際に異文化の中で生活してみると、自分の弱さや、日本での環境がどれほど恵まれていたかを実感する場面が多々あり、それらは自分自身を深く知る機会となりました。

そして、臆することなく表現することや、自分の弱さを認めてそれを受け入れること、どんな瞬間や出会いも楽しむことの大切さを学びました。また、予期せぬトラブルや困難に直面した時、語学力や知識だけではなく「冷静に状況を分析し、時には周囲に助けを求め、解決まで導く力」こそが、必要な人間力であると気づくことができました。

フランクフルト大聖堂フランクフルト大聖堂

最後に

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

異なる文化の中で生活することは、他者や社会を理解する試みであると同時に、自分自身の認識の癖や前提を照らし出す行為でもありました。何に違和感を感じ、何に安心し、何に美しさを感じるのか。その一つ一つが「自分が世界とどのような距離を取って生きているのか」を示しているのではないかと感じました。新しい知識や経験の蓄積だけでなく、自分と世界との関係を一度問い直す視点を手に入れたことが、この留学を通じて成長できた点だと思います。

後輩へのメッセージをお願いします。

留学を経験して思うのは、過去の選択が正しかったかどうかを後から判断することよりも、その選択を自分なりの正解にしていく姿勢の方がずっと大切だということです。どんな選択にも不安や迷いは付き物ですが、それ自体は間違いでも弱さでもありません。もし今、何かに挑戦することを前に立ち止まっている人がいるなら、完璧な理由や確信を待たなくても良いと思います。まずはやってみてほしいです。その選択の先に見える世界を、楽しみましょう。

キャンパスの様子キャンパスの様子
ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

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