

高校生の時に修学旅行でシドニーへ行き、現地の学生と交流したことがきっかけで留学を意識するようになりました。大学1年生の時は基準のスコアに満たず、応募を断念しましたが、この悔しさをバネに、2年生の時には苦手だったスピーキングに重きを置いて勉強し、無事カリフォルニア州立大学フラトン校への留学の切符をつかみました。
留学先 | アメリカ |
大学名 | カリフォルニア州立大学フラトン校 |
留学プログラム名 | 協定校留学(授業料負担型) |
留学期間 | 2016年8月〜2017年1月 |
出願期間 | 2015年11月 |
所属サークル・ゼミ | 国際交流学生委員会 |
留学準備について
留学を決めた時期はいつ頃ですか。
高校生の時から留学への憧れがありました。最終的に決めたのは、大学2年生の時です。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
2014年:TOEFLの授業を履修、学内のオフィスアワーを活用
2015年:セブ短期留学(スピーキングを克服するため)、参考書の活用
個人的にお勧めの参考書は、『Official Guide to the TOEFL® Test』、『Official TOEFL IBT with Audio』です。いろいろな参考書を試しましたが、公式の問題集が一番本番の形式に近いので、何回も繰り返すことで着実に力が付くと思います。
受験した語学試験があれば教えてください。
2014年〜2015年 TOEFL IBT 約5回受験
2016年2月 TOEIC 受験
出願準備として行ったことは何ですか?
2015年8月〜9月 TOEFLの勉強・受験
2015年10月 志願書、留学計画書(日本語・英語)の作成
留学計画書は、友人、先輩、先生、家族に添削してもらいました。また、留学先をどこにするか、英語をツールとして何を学びたいか、何をしたいかをより具体的に考えました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
所属しているゼミで多文化共生について学んでいて、留学先では、移民、難民、LGBTQといったマイノリティについてより深く学びたいと思っていました。カリフォルニア州立大学フラトン校は「Human Service」や「Gender」などの授業が開講されており、自分が学びたいことを学べる点に魅力を感じました。そして、さまざまな人種が暮らし、いろいろな文化が混在する環境に身を置きたいという理由から、アメリカのカリフォルニア州を選択しました。また、大統領選を生で見てみたいという思いもありました。

留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
2015年12月上旬 書類審査の結果通知
2015年12月中旬 面接
2016年1月中旬 結果通知
最初は書類審査(志願書、留学計画書、語学能力など)です。書類審査を通過すると、次は面接です。職員の方とネイティブの先生と2対1の面接で、主に留学計画書に書いたことをもとに質問されました。
出発準備について
出発準備として行ったことは何ですか?
2016年1月〜3月 各種手続き、留学先の大学とのメールでのやりとり
2016年4月〜7月 ビザ申請、寮の申請、奨学金申し込み、海外旅行保険の加入、航空券購入、予防接種など
私の留学先では学内の寮は先着順でした。寮の申請書をギリギリに提出したため、最初は却下されました。その後、国際教育事務室や留学先オフィスと何度もやりとりし、最終的には寮に入ることができました。各種手続きにおいては、余裕を持って取り組むこと、そして分からないことは留学経験のある友達、先輩や事務室の方に質問するといいと思います。また、留学先オフィスからのメールの返信が来なかったり、遅かったりする場合もあるので、根気強く何度もメッセージを送るといいと思います。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
留学前に英語学習をもっとしておくべきだったと後悔しているので、留学が決まった後も手を抜かずにコツコツと勉強をしておくのがお勧めです。特にレポートを書く機会が多いと思うので、レポートの書き方や引用の仕方などは復習しておく必要があると思います。
【持っていくべきグッズ】
常備薬、使い捨てカイロ、スーツ(ボストンキャリアフォーラム※1などに参加する場合)
また、キャッシュポート※2は便利でした。
※1 海外留学生を対象とした就職活動イベント
※2 海外専用のプリペイドカード

留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
3つのクラブ活動や、日本語授業へのTAとしての参加
3つの国際交流系のクラブ活動に参加していました。また、日本語の授業にTA(Teaching Assistant)として参加していました。主に会話の練習に加わって、発音や文法などを教えていました。こうした活動を通じて、現地の学生やほかの国から来た留学生などさまざまな文化背景の異なる人々と出会い、たくさんの友人ができました。週末には彼らとハイキングをしたり、小旅行をしたりと、とても充実した時間を過ごすことができました。

授業についていくのに必死
授業についていくのが毎回必死でした。日本の大学と比べて、授業数は少ないですが、毎回の課題の量は圧倒的に多かったです。最初のうちは慣れない専門用語を調べたり、覚えたりすることに時間が掛かりました。また、iPhoneのボイスメモを使って授業を録音し、復習の際に何度も聞き直していました。エッセイでは、フォーマットが違うという理由で0点だったこともあります。分からない部分は、友人に聞いたり、先生のオフィスに行って質問していました。

メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学前は、相手の意見に同調し、相手に合わせて行動することが多かったです。しかし留学先では、「あなたはどう思う?」、「あなたはどうしたい?」と聞かれることが多く、自分の考えや意見を伝える力が以前より付いたのではないかと思います。また、以前は「人と違っていたらどうしよう」と思うことがありましたが、留学後は「人と違って当たり前」と考えるようになり、相手の意見を受け止めつつ、自分の考えがたとえ相手と違っていてもしっかり伝えることの大切さに気付かされました。
後輩へのメッセージをお願いします。
学生生活において「目的意識」を持つことが大切ではないかと思います。「何をやりたいか」、「なぜやりたいか」、「どうしたら達成できるか」を考え、自分から動く。目的意識をはっきりさせることで、モチーベションにもプラスに働きかけると思います。また、学内のネットワークを利用して、さまざまな人とコミュニケーションを取ってみるといいと思います。
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