

小学5年生の時にオーストラリアへ短期留学したことがきっかけで、大学では絶対に長期留学がしたい!と思い留学を決意しました。大学では国際交流サークルで留学生のサポートをしており、自分も留学生として海外に行ってみたいと思ったことも留学を決めた理由の一つです。
留学先 | マレーシア |
大学名 | マレーシア工科大学 |
留学プログラム名 | 協定留学 |
留学期間 | 2016年9月~2017年1月 |
出願期間 | 2015年11月 |
所属サークル・ゼミ | 国際交流学生委員会(引退)・山脇啓造ゼミ |
留学準備について

留学を決めた時期はいつ頃ですか。
大学2年次に留学を決意しました。 私が所属している国際日本学部は2年次に留学に行く学生が多いため、自分も1年次の秋に出願しようと思っていたのですが、留学に行きたい明確な理由が思い付かなかったため、2年次での留学はやめて、サークルを引退した後に留学することに決めました。 留学に行きたいという思いは入学した時からあったのですが、しっかりと留学に行く目的を決めてから留学したいと思っていたので、3年次に留学に行ったことはいい選択でした。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
TOEFL iBTを利用して出願したので、とにかくTOEFLの点数を上げることに力を注ぎました。
リーディング
図書館にある英語の文献を読んだりして、常に英語に触れるようにしていました。また、単語帳を毎日持ち歩いて通学中に読んでいました。使っていた参考書は受験生の時に愛用していた『システム英単語(駿台受験シリーズ)』です。
リスニング
リスニングが1番苦手だったので、先生にお願いして教材を紹介してもらいました。国際日本学部にはセルフアクセスセンターという自習スペースがあり、そこに『アメージング・レース』というアメリカの番組のDVDがあります。それを見ながらひたすらディクテーションをしていました。リスニングは勉強すればすぐに点数が上がる分野なので、私は1カ月で9点上げることが出来ました。もう1つお勧めしたいのがラジオ英会話です。電子辞書を持っている人はもしかしたら内蔵されているかもしれないので、ぜひチェックしてみてください!
スピーキング
スピーキングも非常に苦手だったので、留学生の友人にお願いして、空きコマに英語で話す時間を取ってもらっていました。これから勉強をする方は、うまく話す練習をするより、とにかく英語を話し続ける練習をした方がいいと思います!
ライティング
ライティングに関してはネットで探すと回答のサンプルが出てくるので、それを参考にして回答のテンプレートを作成しました。主張→理由1→理由2→結論という型にはめて書けば点数はしっかり伸びると思います。また、タイピングの練習も必須です。
受験した語学試験があれば教えてください。
1年次の10月と2年次の7月、10月にTOEFL iBTの試験を受けました。
出願準備として行ったことは何ですか?
春学期はとにかくTOEFLの点数を上げることに力を注いでいました。同時に、各大学の公式サイトを見比べながら、自分の目標を実現できる大学はどこかを探しました。中野キャンパスで開催された先輩の報告会にも足を運び、留学経験者の生の声を聞いて留学へのモチベーションを高めました。 秋学期には面接や志願書の提出などがあったので、日本語の方は学部の先生、英語の方は留学生の友人にお願いし添削をしてもらいました。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
所属しているゼミの研修テーマが多文化共生だったので、さまざまな宗教や民族が共生しているマレーシアに魅力を感じ、マレーシア工科大学に決めました。異文化間コミュニケーションの授業やマネジメントの授業があったことも決め手の一つです。もともと英語圏ではない国に行きたいと思っていたので、アメリカやカナダは初めからあまり考えていませんでした。協定留学を選んだ理由は、募集人数が少なく、日本人が少ない環境で勉強が出来ると感じたからです。
留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
年明けに合格通知をもらいました。選考方法はTOEFLなどのスコア、成績証明書、志願書の提出と面接です。面接は日本語と英語の両方で行われました。
出発準備について
出発準備として行ったことは何ですか?
留学が決まってからは、ひたすらマレーシアやジョホールバル(留学先の地域)についての情報収集をしていました。他大学の友人にマレーシア人の留学生を紹介してもらい、少しだけマレー語を教えてもらったりもしました。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
FacebookやInstagramを通じて、もっと留学先の学生と仲良くなっておけば良かったと思いました。明治大学からマレーシア工科大学へは私が初めて派遣されたので、留学してすぐはコネクションがまったくなくて苦労しました。持っていけば良かったものは、現金です。マレーシアはクレジット文化がほぼないので、お金を下ろすたびに多額の手数料を支払っていました……。

留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
誘われたら絶対に断らない!
意識していたことは、「誘われたら絶対に断らない!」ということです。留学中は疲れていたり気分が沈んでいたりすることも多く、遊びに誘われてもあまり乗り気にならないこともありました。しかし、足を動かして行動すれば必ず何か得るものがあると思っていたので、周りからの誘いには必ず乗るようにしていました。思わぬタイミングで人脈が広がったりもしたので、これは皆さんにも心掛けてほしいです。
日本人が一人もいない家に住む
留学中にした1番大きな決断は、引っ越しをしたことです。私は日本人のルームメイトと二人で寮に住んでいたのですが、途中で引っ越しをして韓国、ドイツ、カナダの留学生とルームシェアを始めました。慣れない土地での生活なので日本人と住んだ方が快適だとは思いましたが、せっかく留学に来たのにこれでいいのかと思うことが多くなり、留学開始から1カ月で引っ越しをしました。大学の寮から大学外に引っ越すこと、日本人が一人もいない家に住むことなど不安は大きかったのですが、わくわくの方が勝りました。結果的に引っ越しをして良かったと思っています。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
たくさんありますが、1番強く感じたことは「自分が当たり前だと思っていたことがそうとは限らない」ということです。留学を通して、さまざまな価値観に触れたことで視野が広くなったと思います。また、行動すれば必ず得るものがあることも学びました。何もしなければ何も吸収することは出来ませんが、アクションを起こせば自分にとってプラスになることがあるので、挑戦し続けることは非常に重要です。
後輩へのメッセージをお願いします。
もし留学に行こうか迷っているなら、絶対にチャレンジした方がいいです。日本にいたら出会えないような人に出会い、日本にいたら触れることが出来ないような価値観に触れることが出来ます。

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