
留学を決めた理由は、バックグラウンドが異なる多くの人と交流し、自分の知識を深めたかったのと同時に、明治大学では開講していないような専門分野を学びたいと思ったからです。
留学先 | アメリカ |
大学名 | ネブラスカ大学オマハ校 |
留学プログラム名 | 協定留学 |
留学期間 | 2016年8月15日~2017年5月10日 |
出願時期 | 2015年11月ごろ |
所属サークル・ゼミ | ミレニアム・プロミス・ジャパン ユース、廣部泉ゼミナール |
留学準備について
留学を決めた時期はいつごろですか?
入学当初から、「留学したい」という漠然とした思いがありました。しかし、実際に親や友人・先輩に相談して留学を志したのは、2年生になってからです。それからは、本格的に明治大学の留学プログラムについて調べました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
1年生のころは、留学というより英語の学習のために政治経済学部の「ACEプログラムACEプログラム(英語実践力特別強化プログラム)」で、TOEFLの講座を受講しました。また、2年生になってからは、留学の語学条件をクリアするために、明治大学とは別に英語の語学学校に通いました。 下記はTOEFL受験の際に王道とされる参考書ですが、これをやれば一通り流れがつかめるかと思います。

受験した語学試験があれば教えてください。
TOEFLは1年生のころに一度受験し、2年生では、TOEFLのスコアをクリアするために立て続けに受験しました。また、協定留学のプログラムと直接の関係はありませんが、自分の現状を把握するために、TOEICも年に2回ほど受験しました。
出願した時期はいつですか?
2015年の11月ごろです。明治大学のホームページで留学先の対象となる大学が発表されてから、自分が行きたい学校があるのか、スコアは足りているのかなどを毎日照らし合わせていました。
出願準備として行ったことは何ですか?
学内選考を通過するためには留学計画書が大切だと聞いていたので、作成には時間を掛けました。なぜほかの明大生ではなく自分なのか、留学先で何を学びたいのか、帰国後にそれをどう還元できるのかなどを、非常に細かく具体的に書きました。大学の教授や両親などさまざまな人に添削をしてもらい、第三者からの意見を元にまた書き直すという作業を繰り返しました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
アメリカを選んだ理由の1つには、英語力の向上がありました。協定留学は語学留学ではありませんが、留学するからには英語力を強化したいと思っていました。
この大学を選んだ理由は、大学の規模がそこまで大きくなく、都会から少し離れた場所にあるからです。日本人も少なく、勉強に集中できると考えました。授業シラバスを見た際に、自分の取りたい授業が開講されていたのも大きな理由です。また、留学生が世界各国から来ていて、アメリカの生徒だけではなく、さまざまな背景を持った人々と交流を持てると思ったからです。実際にアフリカや中東の方など、日本にいたらあまり関わる機会の無かった人とも交流できました。
協定留学を選んだ理由は2つあり、1つは資金面です。アメリカの大学は授業費がとても高額だと聞いていたので、明治大学と協定留学校の授業料を両方払わなくても留学ができる協定プログラムは魅力的でした。もう1つの理由は、留学に行っても4年間で大学を卒業できるという点です。留学先の単位が明治大学の単位へと変換されるシステムは、4年間での卒業を希望する私に合っていると感じました。
留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
2015年12月中旬にメールで選考通過の連絡をもらいました。なぜ留学したいのかという思いをつづった留学計画書、大学の成績表、語学のスコアを提出しました。この書類が通った後に面接がありました。面接では自分の思いを正直に伝えました。

出発準備について
出発準備として行ったことは何ですか?
留学が決まってからも、英語の勉強は続けていました。TEDというスピーチの動画を見て実際の英語に触れたり、アメリカのニュース番組を見たりしました。 書類に関しては、ビザの取得、アメリカに入国する際に必要な書類の整理、パスポートの残存期間の確認、クレジットカードの作成、飛行機のチケットなど、非常に多くの事をこなしました。しかし、これらの一見事務的に見える手続きも、留学を成功させる上では重要な事だったと感じています。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
語学力はどれだけあっても十分という事はありません。留学が決まってからも、TOEFLの参考書を読むなどして語学力は鍛え続けてください。また、帰ってきて就職活動をする人はその準備もしておきましょう。4年生でなくても、将来やりたいことをイメージしながら留学することは大切です。
留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
自分の意見をはっきり言う
積極性を重視しました。暗黙の了解で心を通わせる日本と違って、主張が求められるアメリカでは自分の意見をしっかり持ち、何か分からないことがあればうやむやにせず、すぐに教授や友人に質問をしました。ディスカッションでは最初はなかなか意見が言えませんでしたが、慣れてくると相手の意見を聞きつつ自分の意見も言えるようになりました。

学外でも交流の場を作る
授業だけではなく、ボランティア活動など現地の方と触れ合う機会も重視しました。留学というチャンスをもらっているので、1つでも多くの事を吸収して帰りたいと思っていました。現地のお祭りに参加したり、「Veterans Day(退役軍人の日)」という祝日には退役軍人の方が経営している喫茶店の工事の手伝いをしながら戦争のお話を伺ったりしました。 そして、これは授業の一環でしたが、日本でいうところの老人ホームを訪れ、アメリカの選挙戦、政治状況についてアメリカの高齢者の方とディスカッションする機会があり、非常に良い経験となりました。


メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
自分の知らない世界がまだまだ多くあると感じました。場所に限らず、世界には自分と異なった考えを持った素晴らしい人が多くいると改めて気付かされました。 成長したことは、1つの物事に対しても「絶対にこれ」と決めずに多角的なアプローチができるようになった点です。
後輩へのメッセージをお願いします。
留学は孤独で不慣れな事も多く、とても大変です。しかし、それを経験した人しか得られないもの、語れないものがたくさんあります。国を超えて仲良くなった友人は一生の財産になり、これからの人生を支えてくれる糧となります。少しでも興味がある人は、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
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