
小さいころに海外で過ごした経験から留学を考え始めました。海外の大学で建築を学ぶには、世界トップクラスのシンガポール国立大学が最適だと考えました。
留学先 | シンガポール |
大学名 | シンガポール国立大学 |
留学プログラム名 | 学部間協定留学 |
留学期間 | 2017年7月~2018年5月 |
出願時期 | 2016年11月 |
所属サークル・ゼミ | 山本俊哉研究室(都市計画) |
留学準備について
留学を決めた時期はいつごろですか?
大学に入ったころから留学を考えていましたが、建築学科の課題の忙しさから断念していました。しかし、学部時代の就職活動中に、「社会に出る前に大学院や海外で学びたい」と思い始め、入学当初より学部間協定校が増えていたこともあり、大学4年生の初めに留学を決意しました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
2016年4月から週2回のTOEFLの講座と、毎日の英会話を受け始めました。また、夏にはTOEICも受験しました。2017年からは、TOEFLのWEB講座も受講しました。
受験した語学試験があれば教えてください。
2016年7月TOEIC
2016年11月TOEFL
出願準備として行ったことは何ですか?
学部間協定留学は情報が少なく、2016年4月ごろから何度も理工学部事務室に質問に行きました。同時に、協定校と直接つながりのある建築学科の教授数名に話を聞きました。書類提出前には、留学を終えた先輩から話を聞いて、現地での授業計画を具体的に留学計画書に書きました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
世界トップレベルの大学であること、そして世界中から多くの留学生を受け入れていることから、シンガポール国立大学を選びました。また、単位認定を得られるので学部間協定留学を選択しました。
留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
2016年11月に書類提出(TOEIC、TOEFLのスコア含む)、2017年1月に面接がありました。面接では日本語で質問に答え、英語で志望動機を話しました。2月に学内選考の結果が出ました。
出発準備について
出発準備として行ったことは何ですか?
留学先からのメールを通して寮やビザの申請、履修登録を行いました。また、建築の授業を履修するには英語の作品集(設計作品)が必要だったため、それも準備しました。履修科目は教授と相談して決めました。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
他大学の日本人は情報をたくさん持っていたので、事前につながっていると不安が減るかもしれません。また、シンガポールで日用品に困ることはありませんが、渡航の際に「吊りはかり」があると、荷物の重さを量るのに便利です。
留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
事前準備はしっかりと。研究にも積極的に取り組む
授業ではプレゼンテーションをする機会が多く、事前にしっかり準備することを意識しました。何度も原稿を練り直し、友人にチェックしてもらったり、練習を見てもらったりしました。授業の終わりには、毎回チューター※に質問していました。また、授業で学ぶだけでなく、修士論文に向けてシンガポールの研究にも取り組みました。2017年11月に都市計画研究室の山本先生と大学院生がシンガポールに訪れ、一緒にシンガポールの現地調査を行いました。分担してシンガポール全土を回って記録し、意見交換を行いました。
※勉強に対するアドバイスや、教授の補佐を行う人のこと
チャレンジした建築設計が、学科の本に掲載
建築設計の授業では日本とは異なる設計方法に苦労しましたが、あえて日本のコンセプトを織り交ぜることに挑戦しました。現地の友人に助けてもらいながら課題を提出し、結果的に作品が選ばれて建築学科が出版する本に掲載してもらえることになり、非常にうれしいです。気候が違う国での設計方法は、私にとって新鮮で吸収することが多くありました。シンガポールは緑化都市ということもあり、緑や風を意識して設計しました。また、履修した授業の一つに、スリランカの建築物を見に行くプログラムがありました。最初はためらっていましたが、最終的には挑戦してみようと思い参加しました。いざ始まると不安はなくなり、非常に良い経験となりました。
普段は勉強に集中!
大学の施設が整っていることもあり、勉強に集中するようにしました。日本に比べて課題が多く、ついていくのが大変でした。さらに、現地生は朝から夜中まで毎日、休日にも勉強をしていたため、私も朝から夜まで日々勉強しました。しかし、せっかく留学に来ているのに外に出ないものもったいないので、ルームメイトと週に1度ほど外出してリフレッシュしていました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学中はさまざまな考え方や経験を持つ人に出会いました。そして、自身の考えや生き方は時に日本的で偏っていることに気付かされました。留学を通して視野が広がり、固定観念にとらわれずに自分自身を見つめ直すきっかけになりました。
後輩へのメッセージをお願いします。
留学を経験すると、考え方が変わると言われますが、まさにその通りでした。しかし、人から聞いていたのと実際に自分で経験するのとでは、その意味が全く違いました。もし留学に興味があるならば、ぜひ挑戦して自分自身で経験してほしいです。
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?