

留学先 | フランス・パリ |
大学名 | パリ国立建築大学ラ・ヴィレット校 |
留学プログラム名 | 協定留学(理工学部との部局間協定) |
留学期間 | 2017年9月~2018年7月) |
出願時期 | 2016年10月ごろ |
留学準備について
留学を決めた時期はいつごろですか?
大学4年次の夏休み明けごろです。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
大学院の博士前期課程1年前期に、明治大学リバティアカデミーのフランス語講座を受講していました。教材は、先生が用意してくれるプリントを利用していました。


受験した語学試験があれば教えてください。
- TOEIC
- 実用フランス語技能検定4級
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
大学4年次に、日本の伝統工芸と都市、建築の関係性について研究していたことから、他国の伝統的な工芸品や文化がどのように受け継がれているのかに興味を持っていました。パリでは、町中にそのような伝統あるものが溢れ、さらに周辺国を訪れるのも容易なことから世界中から人が集まるため、見聞をより広げることができると考えました。留学先の大学には、モノを作る実践的な授業が多いことも、理由の一つです。

留学することが決定した時期と、選考方法について教えてください。
選考としては、4年次の11月に面接が1回行われました。留学先から許可が出たのは、奨学金の手続きも含めると、2017年の5月から6月ごろです。
準備の段階でしておけば良かったこと、留学に持っていけば良かったと思うグッズはありますか?
準備しておけば良かったこと
当然ではありますが、フランス語は話せるに越したことはありません。語学の準備の必要性については、昨年度に留学していた先輩からも言われていました。
持って行けば良かったグッズ
- 平日、休日関係なく公園でスポーツをしている人が多いので、運動するためのグッズがあると良いです。
- 日本特有の調味料があると、自炊の際に便利です。
- ヨーロッパの歴史や世界的な教養が解説された本も持って行くと、パリでの生活がより楽しめると思います。

留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
家具のDIY
私の留学の目的の一つは、実践的な授業を通して、モノの製造工程を知ることです。授業の課題では、家具になるコンクリートのオブジェ作製を行い、型枠から自作しました。コンクリートの打設が型枠の出来によって大きく左右したため、コンクリートで構造体やきれいな壁を作ることが、いかに大変なことか気付くことができました。この授業の影響もあり、生活に必要な棚やかごなどは、既製品を買うのではなく、DIYをして自らモノづくりをすることにチャレンジしました。

アイデアの視覚化
アイデアが複雑になりがちだということについて、以前から先生に指摘を受けていました。そのため、シンプルに考えることを意識すると同時に、アイデアを言葉で言い表せないときは、スケッチや図面などによって、視覚化して説明するように心掛けました。


メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
さまざまな国から集まる人々と話すうちに、専門に関係なく幅広い知識を身に付けたい、特に日本についてもっと知るべきだと感じました。それに加えて、建築に対する人々の認識が日本とは違うように感じ、日本の建築への認識を「生活をより良く変える力があるもの」として、さらにポジティブに変えるために行動したいと考えるようになりました。
後輩へのメッセージをお願いします。
海外には、ごく普通の決められたような生き方ではなく、多様な生き方や、働き方をしている人が多いです。日本では、良い企業に入るために大学に通う人が多いですが、海外では、自分のなりたい夢に向かって目的を持って学ぶ人がほとんどで、働いてから学び直す人も少なくありません。留学することは、世界中の人々の生き方を見て、どうやって生きるかを考える良い機会になると思います。
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?