留学先 | アメリカ カリフォルニア州 |
大学名 | カリフォルニア州立大学フラトン校 |
留学プログラム名 | 大学間協定留学 |
留学期間 | 約5カ月間 |
留学準備について
留学を決めた時期はいつごろですか?
大学間協定留学への出願を決めたのは、3年次の春です。研究室に配属され、自分の研究テーマだったフードバンク(生きるために十分な量の食料が足りない人のために、大手食品会社や小売りなどから余った食品を受け取り、配布するシステム)について、フードバンク発祥の地のアメリカで調査をしたいと思い、留学への決意を固めました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
まず、選抜試験に必要なTOEFLの勉強に関しては、TOEFLのオフィシャルガイドを使って、毎日約3時間勉強しました。また、リバティアカデミーで開講されていたTOEFLの講座を受けて、点数を取るためのコツをつかみました。 留学が決まった後は、空き時間にCNN Student News(現CNN10)を見たり、海外のインタビューを見たりして、耳を英語に慣らしました。

受験した語学試験があれば教えてください。
TOEFL iBT
- 2016年5月
- 2016年7月
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
単位交換がスムーズにできる上に、大学からの奨学金により、より少ない費用で留学ができることに魅力を感じ、大学間協定留学のプログラムを選びました。 カリフォルニア州立大学フラトン校を選んだ理由は、環境学・地理学の分野の授業が盛んに行われていたからです。また、ロサンゼルスまで電車で1時間と、交通の便が良い点や、年間を通して暖かい気候が続くという点に引かれ、留学生活が伸び伸びと楽しめそうだと思い、選びました。
留学生活について
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
フードバンクでのボランティア
卒業論文の研究のために、月に1回、アーバインにある非営利団体セカンド・ハーベストが運営する「オレンジ・カウンティハーベスト」というフードバンクの倉庫で、配布する食料を仕分けるボランティアを行っていました。研究内容を深められただけでなく、同じくボランティアに来ていたカリフォルニア大学アーバイン校の学生や、近隣企業の方と知り合うことができました。

4つの活動に参加
留学中は「やりたいことには何でも挑戦してみる!」が私のモットーだったので、興味のあった「Travel Association」、「Adventure club」、「Japanese culture club」の3つのクラブ活動に参加したり、週に一度、学内で開かれるベリーダンスレッスンにも通ったりしました。そこでは、たくさんの友人ができました。初めは、このようなイベントで出会い、話をしても、遊びに誘うことにはためらいがありました。しかし、自分から積極的に食事に誘ったり、日本食を振る舞うパーティーを開いたりすることで、どんどんと深い関係が築けるようになりました。積極的な行動を心掛けたことで、海を越えたかけがえのない友情を築くことができました。留学が終わった今でも、頻繁に連絡を取り合っていて、留学終了後、日本に旅行に来た現地の友人や先生に、東京を案内しました。

メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学中には、30歳で一念発起して、ビジネスを学びにやってきたインド人の留学生や、家庭の問題がきっかけで、心に傷を負った子どもの役に立ちたいと考え、専攻を児童心理学に変えた学生など、少しではありますが、いろいろな人々の生き方に触れることができました。そこから、人生は自分次第でいつでも良い方向に切り開いていけるものであり、どんなことをするにしても、今からでも遅くはないと学びました。積極性が付いたことや、物怖じしなくなったことももちろんですが、このような前向きな考え方ができるようになったことが、私の一番の成長だと思います。

卒業後は、内定先でどのような仕事をしたいですか?
来年の4月からは、都内の電気機器メーカーで働く予定です。留学を通して、日本の高品質な製品を世界に広めることで、日本の産業を支え、社会貢献がしたいと思い、メーカーを中心に就職活動を行いました。その中でも、内定をいただいた企業は、海外売上比率が7割を占め、世界中に拠点を置くだけでなく、海外の教育機関と連携し、その地域の人材育成にも力を入れているため、よりグローバルでアカデミックな考え方ができる社会人になれそうだと考え、入社を決めました。
後輩へのメッセージをお願いします。
留学したいと考える人は大勢いるけれど、実際に行動に移す人はそのうちの数パーセントだと思います。ましてや、理系が多い生田キャンパスの学生は、研究室との両立を考え、長期留学は無理そうだなとあきらめてしまうのではないでしょうか。私も、バリバリの理系ではないものの教職課程を取っていたこともあり、両立に悩み留学をあきらめようと考えたりもしました。しかし、両親や教授、職員の方々や友人に支えられ、満足のいく最高の留学生活を送ることができました。皆さんも、留学したいと一瞬でも思った気持ちを大切にして、一歩踏み出してほしいです。留学は必ず、人生の糧になります。
MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?