2019.02.20

【留学どうだった?】「海外トップユニバーシティ留学プログラムで、ハーバード大学とペンシルベニア大学へ」尹 相弼さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は経営学部の尹 相弼さんが、「海外トップユニバーシティ留学プログラム」で2度にわたってアメリカへ留学し、ハーバード大学とペンシルベニア大学で学んだ体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方尹 相弼さん(経営学部3年)
左側手前が本人
私は日本で留学中ですが、韓国や日本とは全く異なるアメリカでの大学生活をぜひ体験してみたいとずっと思っていました。2年次にトップユニバーシティプログラムが新設されると聞き、本格的に留学の準備をしました。

アメリカ・ハーバード大学への留学について

ハーバードビジネススクールの「Baker Library」内観
留学先 アメリカ
大学名 ハーバード大学
留学プログラム名 ハーバード大学サマーセッション(Harvard Summer School)
留学期間 2018年6月~8月

留学を決めた時期はいつごろですか?

世界のいろいろな国から来た人たちと付き合い、あらゆる面で成長できる絶好のチャンスだと思ったので、留学したいと思いました。ハーバード大学は、今年になってから新しくトップユニバーシティプログラムに追加されたので、その直後に決めました。

ハーバード大学第1図書館の「Widener Library」前

留学先の大学を選んだ理由は何ですか?

上で述べた「新しい人的ネットワーク形成」と「成長できる環境」以外にも、一つ具体的な理由があります。それは、以前「edX.org」に公開されているハーバード大学のプログラミング講義(CS50)をオンラインで受講した経験から、実際にその場で講義を聴きたいと強く望んでいたためです。これが最も大きな動機になったと思います。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

2年次の秋学期から、経営学部の「English Exams B」を受講し、自主的な勉強としては「The Official Cambridge Guide to IELTS」と「edX.org」の「IELTS Academic Test Preparation」コースを活用し勉強を進めました。IELTSの基本的な構成と問題形式を習うには、その二つのリソースが役に立ちました。試験の直前になってからは「Cambridge IELTS Academic Test」シリーズを解きました。このシリーズは10冊以上もありますが、すべて解く必要はなく、新しいバージョンから何冊かを解くのが一般的だと言われています。

「edx.org」から受講できる、クイーンズランド大学のオンラインコース。無料で聴講できます

留学先で学んだ学問について教えてください。

ハーバード大学サマースクールでの7週間は、「Managerial Judgment & Decision Making」と「Web Programming with Python and JavaScript」の二つを受講しました。前者は、経営マネジメントを行う中での意思決定プロセスについて、さまざまなバックグラウンドを持つ40人の学生と討論し合いながら学ぶ授業でした。後者は、自らウェブアプリの開発を行う授業でした。ウェブアプリは手軽くネットに公開・サービス展開できるため、ただ知識を学ぶだけではなく、実際に使えるスキルを身に付けられたのが一番良かったと思います。

「Managerial Decision Making」の教授と

アメリカ・ペンシルベニア大学への留学について

フィラデルフィアのダウンタウンを背景に撮影
留学先 アメリカ
大学名 ペンシルベニア大学
留学プログラム名 ペンシルバニア大学LPS(International Guest Student Program)
留学期間 2018年8月~12月

2回目の留学を決めた理由と、留学先の大学を選んだ理由を教えてください。

ペンシルベニア大学(UPENN)は、ハーバード大学と同じくアイビーリーグの1校であり、特に知名度の高いビジネススクールの「Wharton School」がある学校です。アメリカの優秀な大学ではどのような感覚で経営学を学んでいるかを実感してみたいと思ったことが、留学を決心した最も大きな理由でした。実際、非常にタイムリーな内容を主に学んでいるため、特にグローバル経営マネジメントに対する理解度が深まったと思います。

UPENNの2018年度入学式

留学先で学んだ学問について教えてください。

UPENNでは、「Multinational Management」、「Statistics」、「Ethics」、そして「English Writing」の四つの科目を受講しています。経営学関連科目半分、興味のある教養科目半分という構成です。特に「Wharton School」の「Multinational Management」は、国際法、貿易、関税、FX、多国籍企業マネジメントなど、さまざまなテーマについて核心的、なおかつタイムリーな内容を学んでいて、これから多国籍企業に就職したい、グローバルに活躍したい、と思う人には積極的におすすめしたいコースです。

新学期の定番、トーガパーティーで

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

あらゆる知識とスキルを学んだことはもちろん、世界各国のたくさんの人と友人になったことや、自分の境界が広くなったこと、グローバルビジネス界における日本の重要性を実感したこと、たくさんの人が集まっているところでも積極的に発言できるようになったこと(声も少し大きくなりました)、より柔軟なコミュニケーション能力を身に付けたこと、そして、「世界の中の私」を意識するようになったことなどがあります。

後輩へのメッセージをお願いします。

明治大学の「海外トップユニバーシティ留学プログラム」は、明大生にとっては千載一遇のチャンスだと思います。このような貴重な機会を与えてくれる大学は聞いたこともありません。留学先で出会った人の中には、出身国の政府や企業の支援を受けている留学生もいますが、卒業後は必ず何年間かそこで働くという条件付きであることが一般的です。巨額な費用がかかるため、それが当たり前だそうです。皆さん、この機会を逃さないでください。

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