【留学どうだった?】「海外建築家のデザインや思想に興味を持ち、アメリカへ留学した」大山直人さん
建築学科を志すきっかけでもあった映画「(500)日のサマー」を観てから、海外の文化や建築に興味を持ち始めました。
留学先 | アメリカ |
大学名 | オレゴン大学ポートランド校 |
留学プログラム名 | 協定留学 |
留学期間 | 2017年9月~12月 |
出願時期 | 2016年12月 |
留学準備について
留学を決めた時期はいつごろですか?
建築の勉強をするにつれて、海外建築家のデザインや思想に興味を持ち始めました。しかし、国内だけでの勉強では、それらの背景や成り立ちを理解するのは難しかったので、思い切って行ってみることを決意しました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
留学する約1年前からオンライン英会話を利用したり、TOEICを継続して受験したりしていました。特に会話の練習は日常で機会がないのでお勧めです。また、語学だけではなく、滞在する街の歴史や文化なども勉強しておくと留学がより楽しくなると思います。
渡米する前に予習として読んでいた本
受験した語学試験があれば教えてください。
TOEIC
- 2017年4月(留学前):690点
- 2018年5月(留学後):805点
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。
留学する1年前、AIA Japanが主催する模擬インターンシッププログラムで、1カ月間アメリカのオレゴン州ポートランドに滞在したことが大きな理由です。環境に配慮したまちづくりやDIY文化の最先端をもっと現地で学びたいと思いました。
前年に参加したAIA Japanのインターンシッププログラムの様子
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
皆さん書いていると思いますが、日本食です。特に調味料系は恋しくなるので、簡易タイプの味噌汁やカップめん、カレーのルーを持って行きました。お米やしょうゆは現地調達できると思います。日本食はお土産にも使えるので、便利だと思います。
留学生活について
留学先で学んだ学問について教えてください。
- 明治大学で学んでいる分野:建築・都市デザイン
- 留学先で学んだ分野:建築・都市デザイン
協定留学だったので、基本的には明治大学の必修単位と交換できる授業を履修していましたが、加えてデジタルデザインの授業を履修していました。この分野は、アメリカは日本より先進なので大変でしたが、とても刺激的でした。
3Dプリンターで出力したコンセプトモデル
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。
学生間の議論に積極的に参加する
驚いたのが、意外と海外からの留学生が少なかったことです。もちろん、会話は大変でしたが、その分興味深く話を聞いてくれたことは非常にうれしかった思い出です。お互いに異なるモノの見方を共有できたのは貴重な経験でした。
セミナーという学生の議論を中心とした授業
3カ月間楽しみながら全力で勉強する
帰国後の就職活動の予定もあり、長期で留学するのが私の場合難しかったので、できる限りのことを吸収しようと思っていました。英語のほかに旅先でもスケッチをし、友人と切磋琢磨しました。
校外授業でのスケッチの講評
オレゴンの壮大な自然とそこに立つ建築
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
現地の生活の中でいろいろな「あたりまえ」に気づいた。
例えば、アメリカには自動ドアがあまり無いのですが、誰かのためにドアを開けるような、日常の小さな会話が始まるきっかけが街にたくさんありました。これから建築家として、使い手にさりげなくアフォードするような建築を作っていきたいと思います。
公園で行われていた無料コンサート。広場の囲われ感がコンサートというアクティビティを誘発しています
後輩へのメッセージをお願いします。
留学でしか得られない経験があり、その経験は自分の中で一生残るものとなります。言語という壁で留学をあきらめてしまうのは本当にもったいないことだと思います。何かをしたいと望み、行動すれば必ず変化が生まれます。ぜひあきらめずに頑張ってみてください。
クラスメートとの1枚。日本人は私だけでしたが彼らは温かく受け入れてくれました
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