2019.04.02

【留学どうだった?】「商学を多言語で理解するため留学に挑戦!フランスで柔道の全国大会にも出場した」萩元鉄兵さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は商学部の萩元さんが、フランスでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方萩元鉄兵さん(商学部4年)
スウェーデンの友人宅でクリスマスを過ごした時の1枚
将来、グローバルに活躍できる人材になるべく、大学時代は「英語力の向上」をテーマに過ごすことを決めていました。その上で、留学はその目標を達成する絶好の機会だと考え、興味を持ちました。
留学先 フランス
大学名 パリ商業高等大学 マネジメント学部(ISC Paris)
留学プログラム名 協定留学
留学期間 2017年9月~2018年5月
出願時期 2017年1月

留学準備について

留学を決めた時期はいつごろですか?

私は将来、世界を舞台に活躍できる人間になりたいという目標があります。語学力の向上や、商学を多言語で理解すること、異文化交流を一度に達成することができる留学は、私の目標を実現する上で最も合理的・効率的であると感じたため、留学を決めました。留学を決めた時期は、明治大学入学後の留学オリエンテーションです。

セメスター終了時に学校で行われたfarewell party

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

英語の勉強はTOEFLに絞りました。ライティングやスピーキングは、高校時代にはあまり勉強しなかった上、一朝一夕で身につく能力ではないため早めに対策をしました。具体的には、明治大学が提供するカランメソッドや、リバティアカデミーのTOEFL夏季集中クラス、留学カウンセリングを活用しました。

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL iBT

  • 2016年4月:65点
  • 2017年1月:83点
  • 2018年11月:97点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由を教えてください。

商学の知識を英語で学べることに加えて、自分が留学先でしたいことを軸に選択しました。フランス語を第2言語として学んでいてさらに極めたいという思いがあったことと、世界史が好きでヨーロッパ文化に非常に興味があったこと、体同連柔道部に所属していたことから、歴史が深く遺産が多く残る街であり、柔道も盛んなフランス・パリを選択しました。

所属していた柔道クラブでマルセイユに旅行し、現地で柔道の稽古をしました

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

パリ商業高等大学には寮が無く、自分で家を見つけて探さなくてはいけないので、早めの準備をお勧めします。洗顔料は基本的に販売されていないので、持参した方が良いです。また、パリは1~3月は氷点下になることが多いので、厚手の冬服も必要です。

留学生活について

留学先で学んだ学問について教えてください。

  • 明治大学で学んでいる分野:商学の知識全般(マーケティング、マネジメントなど)
  • 留学先で学んだ分野:インターナショナルマーケティング

明治大学で1年次に学んだ商学の知識量だけでは多少の不便もありましたが、逐一日本語で専門用語の勉強をすれば、問題なく授業についていけました。留学先のブランディングの授業では、実際に店舗を訪れてフィールドワークをしたり、セールス・テクニックの授業では、即興で商品についてのPRをしたりするなど、能動的に授業に関わることが多かったです。特に、たくさんのブランド専門店を見て回るブランディングの授業は、パリでしか味わえないだいご味だと感じました。

授業(organizational behavior)でのグループワークの様子

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことを教えてください。

柔道の全国大会に出場

15年以上柔道を続けていたこともあり、フランスでも柔道を続けました。日本式の練習とフランス式の練習を織り交ぜながら稽古した結果、パリ大会の-73kg級で優勝し、全国大会に出場することができました。

柔道-73kg級パリ大会で優勝した時の記念写真

約25カ国をバックパック旅行

約25カ国へのバックパック旅行を通して、世界中の遺産や遺跡を見るだけでなく、世界中の郷土料理を食べることもできました。しかし、ノンストップでの旅行だったため、飛行機のキャンセルや発熱などの突発的事象にも対処しなければならず、世界への知見を広めるだけでなく、問題解決能力も身につきました。

エジプト・カイロを旅行した時の1枚
スペインのトレドを旅行した時の1枚

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

さまざまな文化的バックグラウンドを持つ人と、グループワークなどを通して一つのものを作り上げる大変さを感じました。また、フランスでは日本ほど学生への手厚いサポートがないので、自ら能動的にアクションを起こしました。身の周りのこと(アパートの契約やお金の振り込み、銀行口座開設、柔道保険の加入など)を自分で行わなければならず、責任も重大です。しかし、留学中は経験することすべてが「初めて」なので、あまり引っ込み思案にならず、失敗を恐れずチャレンジすることが大切だと感じました。

後輩へのメッセージをお願いします。

留学には、楽しいこともあれば苦しいこともあります。振り返れば苦しいことの方が多かったのではないかと思うほどです。しかし、それは同時に自分を大きく成長させてくれる貴重な機会です。勉強をしつつ、現地でしか体験することができないイベントにもぜひ積極的に参加し、実りある留学生活を送ってください。

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