2019.05.23

【留学どうだった?】「短期海外実習(アメリカ)と短期文化研修(中国)に参加」小林直樹さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は商学部の小林さんが、アメリカで行われた短期海外実習と、中国で行われた短期文化研修に参加した留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方小林直樹さん(商学部3年)
一緒に最後にプレゼンテーションをした際のメンバー(本人一番左)

短期海外実習(ソーシャル・イノベーション実習)について

留学先 アメリカ カリフォルニア州 サンフランシスコ
留学プログラム名 短期海外実習プログラム(ソーシャル・イノベーション実習)
留学期間 2019年2月6日~17日(12日間)

参加しようと思った理由は何ですか?

単に英語力を強化するために海外へ行くのではなく、「海外でしか学べないこと」を学びたいと考えていたからです。このプログラムでは、スタンフォード大学デザインスクール(d.school)が提唱する「デザイン思考」や、企業訪問などを通して、新たな学びが得られると思いました。

プログラムの概要を教えてください。

アメリカ・サンフランシスコのシリコンバレーで、アジア人の学生たちと、社会問題解決に向けたディスカッションを行いました。参加学生は20人で、日本人10人のほか、中国人6人、タイ人2人、ミャンマー人2人です。

企業訪問では、Youtube,LLC本社やGoogle LLCのコミュニティオフィス、ホームレスの方へ食事を提供するNPO施設などを訪問しました。

ホームレスの方のための食事提供施設を手伝いました

印象に残っていることは?

一番印象に残っているのは、最後にプレゼンテーションを行ったときのことです。私と同じチームは、日本人2人、中国人1人、タイ人1人、ミャンマー人1人の計5人でした。議題は、教育問題解決に向けた解決策を考えるという内容です。

しかし、実際に議論を始めると、国籍やバックグラウンドが異なるため、全く意見がまとまりませんでした。みんなが自分のアイデアを持っていて、それをうまくまとめるのに、とても苦戦しました。最終的には、劇を行い、単なる説明だけのプレゼンテーションとは違う形で意見を主張することができました。

最後のお別れパーティ。参加者の母国の郷土料理をみんなで作り合いました

深圳大学(中国)短期文化研修について

留学先 中国
大学名 深圳大学
留学プログラム名 短期文化研修
留学期間 2019年3月10日~23日(14日間)

参加しようと思った理由は何ですか?

私は商学部に所属していて、以前、ゼミで中国のキャッシュレス化などについて勉強したことがあり、それが実際はどのような状況なのか自分の目で見てみたいと考えたからです。また、それに加えて、Oh-o!Meijiから「宿泊費・現地での授業料・食費が無料」という連絡が来ていて、「これは安く海外にいけるチャンスだ!」と思ったからです。

プログラムの概要を教えてください。

午前は深圳大学で中国語の授業を受け、午後は深圳市の発展に関する講義や企業訪問を行いました。現地では、深圳大学の日本語学科の学生の方が手伝ってくれて、さまざまな中国の文化や考えに触れることができました。企業訪問では、起業家支援施設やコンテナ運送会社などを訪問しました。

深圳の街並み。30年前には普通の漁村だった街が、中国国内GDP3位の最先端都市へ

印象に残っていることは?

至る所で人々がスマートフォン決済をしているということです。スーパーなどだけでなく、公園でシャボン玉を配っている人や露店までもが、スマートフォン決済を行っていました。この点に関しては、日本の何倍も先を進んでいると感じました。

ここ最近は日本でも、LINE PayやPayPayなどが使われるようになりましたが、まだまだ浸透していないのが現状です。これからキャッシュレス化を進めていく中で、中国から多くのことが学べるのではないかと思いました。

シャボン玉販売のスマートフォン決済

留学を終えて

これらのプログラムに参加した感想を教えてください。

自分が今まで興味を持っていなかった、知らなかった世界を新たに発見することができたと思います。アメリカではホームレス問題やデザイン思考、中国ではIT社会の目覚ましい発展など、日本にいては絶対に知ることができなかったことを学べました。

深圳大学で修了証をもらった際の1枚

後輩へのメッセージをお願いします。

留学に行くことが決定している人へ

2月に短期海外実習でアメリカに行った際は、一つ後悔したことがありました。それは、プログラムでいろいろなNPO団体や企業を訪問するにもかかわらず、下調べをほとんどしなかったことです。現地では初見の内容ばかりで、ただ活動内容を理解するだけで終わってしまい、もっと事前に予習しておけばよかったと何度も思いました。

そのため、3月に短期文化研修で中国に行った際は、事前に中国語を学ぶだけでなく、中国の経済状況に関する本もたくさん読みました。特に『なぜ中国人は財布を持たないのか』『チャイナ・イノベーション:データを制する者は世界を制する』という本は、何度も繰り返し読みました。その結果、本に書いてあることは本当なのかという疑問を持ちながら、2週間の留学生活を送ることができました。目的意識を持ちながら生活できたのは、非常に良かったと思います。

何となく留学に行くのではなく、しっかり現地のことを予習してから行くことで、同じ留学の価値が何倍にも、何十倍にも変わっていくと思います。これから行く人は、ぜひしっかり予習してから行ってほしいです!

留学前に予習した本

留学に行こうか迷っている人へ

明治大学には、長期留学だけでなく、休暇期間中に参加できる短期留学のプログラムもたくさんあります!迷っているのであれば、まずは志望理由書を書いてみましょう!行動あるのみです!

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