2021.07.14

【留学どうだった?】「映画制作に初挑戦!将来を考えるヒントを得たアメリカ留学」新美萌奈さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は国際日本学部の新美萌奈さんが、アメリカでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方新美萌奈さん(国際日本学部4年)

留学先 アメリカ
大学名 Ohlone College
留学プログラム名 国際日本学部アカデミック留学
留学期間 2019年8月~2019年12月

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

きっかけは、高校2年生の時に行った海外研修です。外国人と一緒に過ごす中で、英語力の低さを痛感し、「もっと英語ができればもっと深い話ができ、視野を広げられるのではないか」と感じました。その時はたった2週間の留学だったため、大学入学前から「入学後は長期留学を経験して、英語だけではなく多くのことを学びたい」と思っていました。

大学に入ると高校時よりも英語に触れる機会が増え、英語を習得したいという思いが強くなり、長期留学を決めました。

丘の上にある大学のキャンパス

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学先の大学への申請にTOEFLのスコアが必要だったため、1年次の11月に行われたTOEFL受験に向けて、1カ月間程勉強しました。TOEFLは4技能が必要なので、TOEFLの対策本でスピーキングとライティングを中心に勉強しました。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

一番の理由は、興味のあったメディアの分野を専門的に学ぶことができる授業があったからです。留学先の大学はブロードキャスティングの授業が充実しており、授業によってはキャンパス内にあるスタジオや撮影機器を使うことができるため、理論的なことから実践的なことまで幅広く学ぶことができます。また、治安や気候の良さ、立地もある程度考慮しました。

キャンパス内のスタジオで映画のキャスティング中の様子

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

スピーキングとリスニングの勉強です。アメリカの大学は文献をたくさん読む必要があるということを聞いていたので、その対策として、留学前はできるだけ英語の本を読むように心がけていました。

一方で、TOEFL受験以降、スピーキングやリスニングに関しては特に勉強していなかったため、ネイティブの英語に順応するために約2~3カ月かかりました。しっかりと準備しておけば、英語で苦労する期間がもう少し短くなったのではと思います。

持っていけばよかったグッズは、冬服です。カリフォルニアは1年を通して快適な気温だと思い込んでいたので、冬服はあまり持っていきませんでした。日中は快適ですが、11月末から朝と夜が肌寒くなってきたので、しっかり調べてから服の準備をすることをお勧めします。必要なものは現地で何でも調達できたので、大きな不便はなかったです。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

留学の目的は、英語力の向上とメディアの勉強でした。英語力に関しては、リスニングに対する苦手意識がなくなりました。実際に、TOEICのリスニングのスコアは、留学直前と比べ帰国直後は60点上がりました。メディアの勉強については、ジャーナリズムと映画制作の授業を通して多角的に学ぶことができました。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

英語力向上のために意識したこと

留学当初は、学生同士の会話や授業についていくことに苦労しました。そこで、積極的にクラスメイトや先生、ホストファミリーに話しかけることを意識するようにしました。例えば、授業後に授業の内容について質問したり、たわいもないことでも話しかけるようにしていました。

自分から会話のきっかけ作りをしたことで、友人が増え、苦手だったリスニングは一段と伸びました。アメリカに行っても、自分から行動を起こさなければ、ただ英語の環境に「囲まれる」だけです。英語力を伸ばすためには、ネイティブの英語に「触れる」積極的な姿勢が大事だと感じました。

仲良くなったクラスメイトと一緒にピザ屋さんへ

映画制作に挑戦

留学先の大学で、映画制作の授業を受けていました。留学当時はメディア全般に興味を持っていましたが、実践的な制作には携わったことがなかったため、授業の履修を決心しました。この授業ではグループ毎に1学期間を通して一つの短編映画を作るのですが、私のグループは人形を軸としたホラー映画を作りました。

撮影の様子

私を含めメンバーのほとんどが映画制作の初心者だったため、何度も話し合いながら制作を進めていき、時には撮影が深夜に及ぶこともありとても大変でした。それでも、学期末に行われた学内の映画披露宴で、観客の反応を生で見た時は、大きな達成感を得ることができました。

達成感に包まれた映画披露宴

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

失敗を恐れず挑戦するタフさが磨かれました。始めは英語に自信がなくなり落ち込むこともありましたが、目標に向かってめげずに行動を起こし、映画制作という新しいことにも挑戦することができました。

映画制作に挑戦したことで、自分がゼロから作ったもので人の心を動かすことのやりがいを初めて肌で感じました。同時に、将来のキャリアについて考える大きなヒントを得られたので、チャレンジして本当に良かったです。

後輩へのメッセージをお願いします

約半年間の留学を通して、さまざまな人や出来事に出会い、たくさんのことを学ぶことができました。また、新しい環境に身を置くことで、自分について考える良い機会になりました。留学がどのようなものになるかは全て自分次第ですが、留学で得た経験はその後の自信につながると思います。大変な時期ですが、少しでも留学に興味がある人は挑戦してみてください。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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