2022.08.04

【留学どうだった?】「多様な考え方を持つ人々や文化に触れることで、知識や思考の幅を広げられたアメリカ留学!」櫻井千珠さん


明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は国際日本学部の櫻井さんが、アメリカ合衆国での留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方櫻井千珠さん(国際日本学部4年)
留学先 アメリカ合衆国
大学名 ハワイ大学カピオラニコミュニティカレッジ
留学プログラム名 学部間 協定留学
留学期間 2021年8月~2021年12月
卒業高校名 私立 明治大学付属明治高等学校卒業

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

高校生の時のカナダ短期語学研修の際、自分にはない考え方を持つ人々や異文化に触れることで、少しでも自分の知識や思考の幅を広げ、多面的に物事を捉えられるようになったように感じ、それ以降ずっとまた海外生活を経験したいと思っていました。また、純粋に自分の知らないことを学ぶことが楽しく、面白いと感じるため、生活しているだけでもさまざまな新しいことを学ぶことができる環境に行きたいと思ったことも理由です。

コロナ禍で授業形態を含め状況が不安定ということもあり、応募締め切り直前まで迷いましたが、学生時代しかまとまった期間海外で生活することは難しいと思い、決断しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

留学のプログラムに応募するため、TOEFLのスコアを取る必要がありました。1年次の頃、TOEFL対策用の授業を履修していましたが、1回目の試験ではそれ以外は何も勉強せずに受験してスコアが足りなかったため、2回目の受験までの限られた時間の中で、必死にリスニング力の強化や単語の暗記に努め、なんとか応募できるスコアを取ることができました。

前もって勉強したり、期限まで余裕のある日程で試しに受験してみたりしていれば、良かったと思っています。留学の滞在先決めや荷物の準備は、3年次の5~6月に行いましたが、この時期では学生寮の空きがあるところを見つけるのは難しかったです。

受験した語学試験があれば教えてください。

TOEFL iBT

  • 2019年9月:56点
  • 2019年10月:73点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

将来はホテル・旅行業界またはお客さまを直接相手にする業界などに就職したいと思っています。留学先の大学では、ツーリズムやホスピタリティについての授業が細分化されて提供されていたため、自分の興味のあることがとことん学べると思いました。また、きれいな海や山が近くいつでも自然に触れられるエリアと、観光地として栄えているエリアが近く、それらを行き来しやすい環境や、アジア人も多くアジアンヘイトなどが少ないと聞いていたことも魅力に感じました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

日本から来たと聞くと、アニメーションや漫画などを話題に出してくる現地の学生が多かったため、ある程度の知識があると会話が盛り上がりやすいです。無意識で気が付きにくいかもしれませんが、日本食の味に現地でたどり着くことは難しく恋しくなるので、インスタントの味噌汁など日本の味を持ち込むことをお勧めします。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

自分にはない考え方を持つ人々や文化に触れることで、少しでも自分の知識や思考の幅を広げ、多面的に物事を捉えられるようになることを目標としていました。生活するだけでも十分ですが、異なる国籍を持つ多様な人々と会話する機会を多く作り、話を展開するように努めました。その結果、留学前にはない発想や考え方ができるようになりました。

ホームステイ先で、夜ご飯を食べながらみんなとの会話の様子。これはサンクスギビングデーの食事です

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:ダイバーシティやポップカルチャーなど
  • 留学先で学んだ分野:ツーリズムやホスピタリティなど

基礎的な授業と専門的な授業をどちらも履修していましたが、専門用語が分からず苦戦しました。先生に質問を繰り返すこともありましたが、先生や周りの学生が真摯に向き合いアドバイスをくれたので、ついていくことができました。興味がある分野だったので楽しく学べただけでなく、自分の将来就きたい仕事にもつながるため、履修して良かったです。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

積極的に英語を使う環境を作る

通っている学生やホームステイ先などが、予想以上に日本人が多かったため、英語だけを使う環境が少なかったです。教室内で現地の学生に自ら英語を使って話かけたり、日本人だらけのホームステイ先を変更したり、ホストファミリーと話す時間を多く作ったりなど、積極的に英語を使わなくてはならない環境を作りました。そうすることで、英語は上達したと感じます。

留学中でしかできないことを経験する

空いている時間は、「ここでしかできないこと」を常に探すようにしていました。例えば、広大な自然の中でハイキングに何度か足を運び、山登りの楽しさを学びました。友人の友人に声をかけられてビーチバレーなどに参加したりしました。

決して得意なことではありませんでしたが、英語でコミュニケーションをとる練習になったり、現地の方の人柄を身をもって感じることができました。留学中でしかできない経験をすることが、大切だと思います。

友人の友人とハイキングに行きました

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

これまで家族や友人など、頼れる人が周りにいるとすぐに頼っていましたが、問題が起きたらまず自分一人で考え、考えた方法を試し、結果を評価してさらに改善につなげていく、その際必要に応じて周囲の人に相談するといういわゆる「PDCAサイクル」を作り上げることができました。 新しい環境に一人で挑んでいなくては、培われなかったと思っています。また、迷ったらとりあえず挑戦してみることで、どんな形であれ自分の成長につなげられたように思います。

後輩へのメッセージをお願いします

留学中は楽しいだけではなく、つらいと思うことも多くありました。しかし、帰国した今では、「自分はここが変わった!」「こんな経験ができて良かった!」と胸を張って言うことができます。留学自体も、実際の留学中も、少しでもチャンスだと思ったら、積極的に挑戦してみることをお勧めします!

ハイキングの中で一番つらかったですが、一番きれいな景色が見えたココヘッドハイキングの一枚
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