留学先 | ドイツ |
大学名 | オスナブリュック応用科学大学 |
留学プログラム名 | 学部間協定留学 |
留学期間 | 2021年8月~2022年8月 |
卒業高校名 | 私立実践女子学園高等学校卒業 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
高校1年次に1年間ほど米国に留学をし、精神的な成長、語学力の向上、親友との出会い、今でも実の母のように接しているホストマザーとの出会いなど、数えきれないほどの貴重な経験や出会いがありました。帰国した際に、「大学生になったらもう一度長期留学を通して成長し、素晴らしい出会いに巡り会いたい!」と留学を決心しました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
コロナ禍の影響により留学が1年延期してしまいましたが、留学の準備をする機会だと前向きに捉え、ドイツ語の学習を始めました。「Anki」というソフトウェアを使い、オリジナルのドイツ語の単語カードを作って毎日1分でも勉強していました。
また、リスニングや実際の単語の使われ方を学ぶために、「Easy German」というYouTubeチャンネルを見ていました。英語に関しては、大学受験前にTOEFLを1カ月に1、2回のペースで受験し、留学に必要なスコアを取ることができました。
受験した語学試験があれば教えてください。
TOEFL iBT
- 2016年8月:65点(高校時米国留学終了後)
- 2018年12月:85点(大学受験前)
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
英語で専門分野を学びたかったため、学部間協定留学を選びました。国に関しては、3カ国語目を取得するために、英語圏ではない国であることが自分の中での条件でした。幼い頃から聖歌隊でドイツ語の曲を習っていて言語に親しみがあったので、第1候補にドイツを選びました。
準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
留学の1年前からドイツ語を勉強していましたが、「話す練習をしていなかったこと」「文法の知識不足で効率的な勉強ができていなかったこと」を、現地に着いて感じました。ドイツは冬の寒さが厳しいので、質の良い冬服や使い捨てカイロなどを、後で日本から送ってもらいました。
留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
専門分野のレポートを英語で書いたことがなかったので、課題があればやりきりたいと考えていました。冬学期は、知識や時間が足りずレポートの提出ができなかったのですが、2学期目にはプレゼンテーションや試験と並行しながら3つのレポートを提出できたので、単位を取得することができました。
留学先で学んだ学問について教えてください
- 明治大学で学んでいる分野:経営学
- 留学先で学んだ分野:国際経営学
学んでいる分野のベースは同じだったので、大きな問題はありませんでした。各国のマーケティングの違いを授業で取り扱ったり、実際に留学生からそれぞれの国の話を聞くことは面白かったです。 しかし、グループプロジェクトや授業で、商品の数や値段などの数字を扱う際に、大きな桁の数字を瞬時に理解することができませんでした。通貨単位もユーロだったので、ディスカッション中に混乱することが多かったです。
留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
さまざまな友人との時間を大切に
当たり前かもしれませんが、友人の誘いに対しては「YES」と答え、自分からも友人を遊びに誘いました。ドイツ人の友人、留学生、寮の友人、ダンス教室の友人、友人の友人など、一つのグループに固執せず、さまざまな友人との時間を大切にしていました。
10月にコロンビアやドミニカ共和国の友人にアムステルダムへの旅行に誘われた時、私以外は皆スペイン語が母国語だったので、グループでの会話がずっとスペイン語になることが不安で、参加するかどうか少し迷いました。ただ、「この機会は人生に一度しかない!」と思い、思い切って参加した結果、留学生活最初の旅行はとても楽しかったです。
また、冬学期に仲良くなったバルセロナに住むベネズエラの友人が、「スペインにおいでよ」と誘ってくれたので、休暇を利用して一人で彼女に会いに行きました。友人の家族は英語が話せなかったのですが、温かく迎えてくださり、うれしさで思わず涙が溢れました。
HIPHOPダンスを通しての交流で語学力もUP
どうしても、ドイツでもHIPHOPダンスを習いたかったので、多くの人にダンスができる場所や機会がないかを聞き込みました。その結果、現地のダンス教室に通ったり、大学が提供しているダンスプログラムに参加することができました。
普段の授業が英語で、クラスメイトもドイツ人ではないヨーロッパの留学生が多かったので、普段の会話も英語だったのですが、ダンス教室ではドイツ語が飛び交っていました。
ドイツ語が分からなくてもフリなどを覚えることはできたので、初めからダンスを通してみんなと盛り上がることができましたし、何回もレッスンを受けていたので、自然とドイツ語のリスニング力向上にもつながりました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学を通して、「自分は海外で生活をする方が、自分らしく生きることができている」と感じました。日本では「〜しなければいけない」「〜したらきっとこう思われるからやめよう」などと、自分で知らぬ間にいろいろと決めつけることが多かったです。
留学でのさまざまな出会いを通して、「もっと自分の人生を自由に考えていい!」「自分のペースで生きていいのだ!」ということに気付きました。また、高校の米国留学時に英語ができず、つらい思いをたくさんしたのですが、ドイツでの普段の生活では言語によるつらい思いが少なく、友人と深い対話をすることがたくさんできたので、自分自身の成長を感じました。今はなまりのある英語の発音を聞いただけでも、ヨーロッパのどこの出身か分かるほどになりました。
後輩へのメッセージをお願いします
ヨーロッパ留学の魅力は、「世界中に友人ができること」だと思います。ヨーロッパだけでなく、アジア、アフリカ、北米、南米の友人もできました。毎日のように新しい文化や言語、価値観に触れることは、日本ではなかなかできない貴重な経験であり、自分の世界も広がると思います。
もう一つの魅力は、ヨーロッパ中を簡単に旅行できることです。私が留学したドイツ(オスナブリュック)は、オランダにもフランスにも電車で行くことができます。ヨーロッパでは数えきれないほどのすてきな思い出ができると思うので、ぜひヨーロッパでの留学を考えてみてください!
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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