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世界で学ぶ!
2023.01.12

【留学どうだった?】「ワクワクする感覚や多角的に見る大切さを学んだイギリス留学」鈴木優奈さん

学生留学国際交流
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は文学部の鈴木さんが、イギリスでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方鈴木優奈さん(文学部4年)

留学先 イギリス
大学名 ヨーク・セント・ジョン大学
留学プログラム名 大学間協定留学(交換型)
留学期間 2021年9月~2022年7月
卒業高校名 私立明治大学付属中野八王子高等学校卒業

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

高校1年生でオーストラリアに短期留学をした時、意思疎通が思うようにできず、言語の高い壁を感じて悔しい思いをしました。そのため、当時から「絶対に英語を上達させて、また海外に行く!」と決めて、大学に入学しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

高校生の時から継続的にオンライン英会話を利用して会話力の向上に努めました。その場で単語が思いつかなくても諦めず、別の言葉で言い換えて説明する姿勢を学んだことが、現地でも役に立ちました。

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

専攻であるイギリス文学の学習を進めていくうちに、「実際に自分の目で見て、文化に触れたい!」と思い、イギリスを志望しました。中でも、ヨーク・セント・ジョン大学(YSJ)には、①興味のある授業があったこと、②学生の9割がイギリス人であることから、現地の文化を学ぶのに最適な環境だと思ったので、YSJを選びました。

大学から徒歩10分のヨーク大聖堂

留学に持っていってよかったと思うグッズはありますか?

今まで発症したことがある怪我や病気は、留学先で発症しやすいので、「常備薬」は満遍なく持参することをお勧めします。私はヨーロッパを旅行中に目に傷ができてしまい、一時は目を開けるのもつらいという事態が発生しました。その時、日本から持って行った目薬が役に立ちました。

留学生活について

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:イギリス文化、文学
  • 留学先で学んだ分野:イギリス文学、マーケティング

マーケティングは興味がある分野だったものの、学んだことがなかったので「基礎」を履修しました。実際にブランドの例を参考にしながら授業を進めるので、イメージが湧きやすく問題なく理解できました。

留学の目的や目標を教えてください。

目的は主に二つありました。一つは「イギリス文学に対する理解を深めて、卒業論文のテーマを探すこと」、もう一つは「自己理解を深めること」です。3年次に進級して将来のことを考えた時、何をしたいのかが漠然としていました。そのため、「何が自分をワクワクさせるかを探すこと」も目的としていました。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

卒業論文のテーマを見つけて学びを深める

専攻の卒業論文テーマについては、日々、何に関心があるか感覚を研ぎ澄ませるようにしました。大英博物館で見つけたジェンダーギャップについての展示に興味を持ったので、ジェンダーを切り口にする予定です。

留学初期に方向性が見えたので、2期目はジェンダーの授業を履修しました。クラスメイトにLGBTQ+(※)のカフェに連れて行ってもらったり、留学先で出会ったさまざまな国籍の友人にも意見を聞いたりしました。

※LGBTQ+:セクシュアルマイノリティ(性的少数者)を表す言葉で、性的指向などを意味する英語の頭文字。Lesbian(同性を恋愛の対象とする女性)、Gay(同性を恋愛の対象とする男性)、Bisexual(同性も異性も恋愛対象となりうる人)、Transgender(体の性と心の性が異なる人)、QuestioningまたはQueer(性的指向や性自認が定まっていない人)、最後に「+」がついているのは、性はとても多様であり上記以外にもたくさんの性の在り方があることから、包括的な意味を持たせるため)

LGBTQ+に関する本を専門に扱うブックカフェ

ワクワクする感覚を探し求める!

ワクワク探しについては、日頃から「あ、今楽しい!」と思った瞬間を、紙に書き留めるようにしました。私の場合は、自分のクリエイティビティを求められた時に頭が活性化する感覚が好きでした。そのため、2期目に「Creative Writing」という授業を取りました。自分ならではの視点を求められる授業に、毎回ハラハラドキドキしながらも楽しむことができました。

留学中に書いた日記

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

留学を通して、物事を多角的に見ることの大切さに気付きました。それは、どんなに雨が降っても傘を差さないイギリス人を見て心底疑問に思ったことや、コロナ禍でのマスクを巡る政策など、日本での常識が別の場所では非常識になり得るということを思い知ったからです。

そのため、以前よりもオープンマインドに、そして相手を深く理解しようとするようになりました。

誰一人として同じバックグラウンドを持たない友人たちと

後輩へのメッセージをお願いします

大学卒業後、海外に住むことってできるのでしょうか?私は、できるとは思いますが、そのハードルはすごく高くなるのではないかと思っています。時間の使い方が選べる学生時代にこそ、日本の外を見る経験はお勧めです。

ありがたいことに、明治大学にはたくさんの留学プログラムと留学を支援する制度があります。その中にはご自身が希望する留学スタイルもあるはずです。少しでも興味のある方は、「この機会を逃さず、チャレンジしよう!」と思ってもらえたらうれしいです。

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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