Meiji NOW 明治とつながる 今をつたえる。

世界で学ぶ!
2022.12.20

【留学どうだった?】「相手の意見を受け入れるには自分の意見を伝えることが大切だと学んだイギリス留学。文化や食も満喫!」荒明真由美さん

学生留学国際交流
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は商学部の荒明さんが、イギリスでの留学体験を紹介してくれます!
留学体験を紹介してくれた方荒明真由美さん(商学部4年)

留学先 イギリス
大学名 カーディフ大学カーディフビジネススクール
留学プログラム名 学部間協定留学
留学期間 2021年9月~2022年7月
卒業高校名 私立十文字高等学校卒業

留学準備について

留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?

私は、中国の上海で15年間、グローバルな環境で育ちました。幼い頃から英語を学ぶ環境に恵まれていたので、英語圏の国への留学に憧れるようになりました。明治大学に進学後、商学部の学部間協定留学プログラムに引かれ、4年間の在学中にこのプログラムに参加して、イギリスへ留学することを決意しました。

留学するために行った準備や勉強を教えてください。

まずは語学の勉強です。当時、留学するためには、IELTSで6.5以上取らなければなりませんでした。以前にIELTSの受験経験があったため、受験の流れは大体分かっていました。最後の1カ月間で対策して留学に必要な点数を取りました。

また、コロナ禍のため、ワクチン接種とビザの申請にはとても時間がかかりました。ビザの申請は普段の2倍の時間がかかり、最後に何通かの催促メールを送ってようやく渡航前ぎりぎりにビザが届きました。

受験した語学試験があれば教えてください。

IELTS

  • 2020年12月:6.5点
  • 2022年8月:7.0点

留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?

商学部の学部協定留学プログラムは、入学後からいつも気になっていました。コロナ禍で授業が全てオンラインに切り替わったことで、海外留学の良い機会だと思い、イギリスへの協定留学への意欲がさらに高まりました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?

ビザはできるだけ早めに申請することをお勧めします。英語の資格試験の勉強は、短期間で対策するのはとても大変だと思うので、日々、英語に触れるように意識することが大切です。また、留学すると日本料理が恋しくなるので、インスタント味噌汁を持参することをお勧めします。

留学生活について

留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?

まずは、語学のレベルを上げることです。私は英語圏の環境になじめば自然に上達できると思い、特に勉強はしませんでしたが、留学先では日常の会話に積極的に参加しました。

また、世界観が豊かになりました。留学中の最後の1カ月で、ヨーロッパを一周しました。ヨーロッパの名所旧跡を巡り、現地の方に話しかけ、各地方の特色を体験し、異文化を肌で感じることができました。今までの画一的な考え方を覆され、世界の面白さを深く感じることができました。

留学先で学んだ学問について教えてください

  • 明治大学で学んでいる分野:商学
  • 留学先で学んだ分野:Business and Economics

イギリスの大学の授業形式は日本と大きく異なります。日本の大学の課題は基本的にレポートがメインですが、イギリスの大学では「エッセイ」を書きます。留学当初は、エッセイを書くことに大変苦労したので、留学前にエッセイの書き方を学んでおくことをお勧めします。

カーディフ大学「管理会計」の期末試験会場

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?

ロンドンでオペラ初体験

留学先がイギリスだったので、ロンドンに行くことは定番です。ちょうど留学中に公演35周年を迎えた『オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)』を観劇することができたことが、かけがえのない思い出になりました。

公演された劇場は「ハー・マジェスティーズ・シアター(Her Majesty’s Theatre)」です。その名にふさわしい歴史と特別な雰囲気がある劇場です。劇場の中はどこを見てもキラキラしていて、豪華に装飾された舞台はとてもきらびやかでした。オペラが初体験の私は、お芝居と生演奏、そして迫力のある歌声に圧倒されました。

さらに、イギリスのold-fashionの文化も体験しました。劇場の中にはバーがあり、慣習に従い、周りのイギリス人と同じように私もお酒を頼んでみました。お酒を飲みながらのオペラ鑑賞は、まるで上流階級になったような気分で贅沢な時間でした。これは、イギリスのロンドンでしか体験できないことだと思います。

ロンドンの「Her Majesty’s Theatre」で『オペラ座の怪人』を見ました

イギリスのルームメイトと過ごしたクリスマス

ロンドンで初めてのクリスマスを迎えました。ルームメイト全員がイギリス人なので、彼らと一緒にイギリスでの本格的なクリスマスを過ごすことができました。まずクリスマスに欠かせない料理は、ローストチキンとローストハムです。それに加え、イギリスのクリスマスには、ヨークシャープディングにグレイビーソースをかけた料理も定番です。

ルームメイトが作ったイギリスのホームスタイルのクリスマス料理
クリスマスに、ルームメイトとの一枚

このようなたくさんのクリスマス料理をイギリス人のルームメイトが作ってくれたので、「イギリスといえばフィッシュ&チップスしかない」という、これまでの単純なイメージを改めました。また、クリスマスの名物であるシナモン味がしっかりとついているグリューワイン(※)もおいしかったです。イギリスでのクリスマスの雰囲気を存分に満喫することができました。

※グリューワイン:ワインにスパイスやシロップを入れて温めていただく飲み物。ヨーロッパでは寒い季節やクリスマスの定番ドリンク

カーディフのクリスマスマーケットでくまのぬいぐるみを買いました

メッセージ

留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?

「相手の意見を受け入れる上で、自分の意見や考えをはっきりと伝えることが大切であること」を留学先の大学で学びました。イギリスの教育環境では、おのおのの意見がかなり重視されていました。授業中、先生は講義よりも学生の意見を聞くことを重視します。その時、周りの考えを取り入れた上で自分の意見をアウトプットすることが、クリティカルシンキングの養成に大切なプロセスだと思います。

カーディフ大学での授業の様子

後輩へのメッセージをお願いします

学生のうちにある留学のチャンスを逃さず、ぜひ日本から出て外の世界を見てください。学生時代の留学経験は人生において必ず大きな糧になります。

カーディフ大学のスプリングボール(春の舞踏会)
※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです
※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
MEIJI NOWに出演しよう!

MEIJI NOWに出演いただける明大生の皆さんを募集しています。大学受験や留学の体験記、ゼミ・サークルの活動をMEIJI NOWで紹介してみませんか?

募集案内を見る

※ページの内容や掲載者のプロフィールなどは、記事公開当時のものです

この記事をシェア