
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は文学部の高松さんが、韓国での留学体験を紹介してくれます!
留学先 | 韓国 |
大学名 | 高麗大学 |
留学プログラム名 | 学部間協定留学 |
留学期間 | 2022年2月~2023年1月 |
卒業高校名 | 東京都立上野高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
留学に興味を持ったきっかけは、高校生の時に英語を学ぶことを楽しく感じ、海外の文化に興味を持ったことです。私は、将来外国に拠点を置いて生活をすることが夢です。その夢の実現に向けた準備として、一度海外に出て、その土地の雰囲気や日本人がどのように思われているのかなどを実際に経験するべきだと思い、留学を決心しました。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
私は学部間協定留学を希望しており、GPAが特に重要だったため、1年次から全ての講義に真剣に取り組みました。レポートや課題をきちんと提出することはもちろん、ボーナス課題なども積極的に提出していました。
留学の出願が終わってからは、価格がすぐに高騰する飛行機のチケットなどを早めに調べて準備していました。また、コロナ禍での留学だったため、PCR検査やワクチン接種の証明書についても出国の3カ月前から前もって調べていました。
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
高麗大学は、芸術学科の講義以外は制限なく取ることができたため、自分の興味に合わせて時間割を組むことができたからです。また、日本と韓国では物価の差がほとんどないため、親からの経済的支援を受けることが難しかった私でも、アルバイトで貯めたお金と奨学金で留学ができるほどの費用負担で済むことから、韓国を選びました。

準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
準備しておけば良かったことは、「韓国語を上級レベルくらいまでできるようにしておくこと」「自分の興味のある分野の基礎知識をあらかじめ韓国語で勉強しておくこと」などです。加えて、講義で教授が話すスピードはとても速いので、普段から韓国ドラマなどを見てネーティブの話すスピードに耳を慣らしておくことも必要だと思いました。
持っていけば良かったグッズは、日本の味が恋しくなるのでフリーズドライの味噌汁です。また、韓国の歯ブラシは日本の物より幅が広いので、日本サイズの歯ブラシを持っていくこともお勧めです。加えて、野菜が高くてあまり食べられないため、青汁やサプリメントを持っていくこともお勧めします。

留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
留学の目的は、TOPIK(韓国語能力試験)の6級合格と、自分の研究テーマである「日韓の歴史認識問題」を研究する上で、韓国人の日韓関係に対する生の声を聞くことでした。また、韓国の服飾史にも高い関心があったため、そのことについて学ぶことも目標の一つでした。
TOPIK 6級の合格は、まだ試験の結果が出ていませんが、留学先での韓国語のクラスは最終的に上級だったため、飛躍的に韓国語力は伸びたと思います。日韓関係について韓国人の生の声を聞くことについても、ディスカッションを中心とした授業だったため、かなり聞くことができました。
韓国の服飾史を学ぶことについては、講義を完璧に理解できる語学レベルに達していなかったので、理解が難しく、断念せざるを得なかったため、達成できませんでした。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
日本人が自分しかいないバスケットボールサークル(KU-TIME)に入る
このサークルはできて間もなかったこともあり、韓国人学生しかいなかったのですが、韓国語を早く上達させたかった私は、とにかく入ってみることにしました。実際にサークルに入ってみるとメンバーはみんなフレンドリーで、すぐに仲良くなることができました。
また、大会遠征や合宿もあり、すごく楽しい思い出ができました。このサークルに入ってからは韓国語が急激に上達していることを実感でき、韓国でしかできないことを多く経験できたため、非常に楽しかったです。


共通言語が英語のシェアハウスに入る
シェアハウスには韓国語を話せる人がいなかったため、強制的に英語を話さなければならない環境に身を置くことができました。それによって最初は小学生レベルだった英会話能力が、不十分ではありますが中学生レベルになり、英語を話すことに対する恐怖心も自然と消えました。

メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
私は留学でいろいろな人に出会ったことで、日本の典型的な進路の考え方だけが全てではないということに気付きました。日本においては大学卒業後、新卒で会社に就職することが当たり前とされていますが、韓国などの諸外国においては休学や大学院への進学も当たり前の選択肢であり、やりたいことがある場合は、レールを外れてみることも考えの一つに入れて良いと思いました。
自分の成長した部分については、今まで一度も一人暮らしをしたことがなかったのですが、全て自分でやらなければならない環境に置かれることで、意外と何でもできるようになってしまったため、自分の粘り強さに非常に驚きました。

後輩へのメッセージをお願いします
留学に対する怖さや不安などで、なかなか留学をすることに踏み切れない人もいると思います。しかし、行ってしまえば意外と何とかなることが多いです。もし、困難にぶつかったとしても、それを解決すること自体が楽しくなり、解決できた自分自身を誇らしく思えて自信がつきます。私は、迷ったらとにかく留学に行ってみることをお勧めします!

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