
明大生が、留学体験を紹介する「世界で学ぶ!」。今回は商学部の新井さんが、ドイツでの留学体験を紹介してくれます!
留学先 | ドイツ |
大学名 | ジーゲン大学 |
留学プログラム名 | 大学間協定留学 |
留学期間 | 2022年9月~2023年3月 |
卒業高校名 | 神奈川県立横浜翠嵐高等学校 |
留学準備について
留学を決めたきっかけや理由と、その時期は?
幼い頃から海外旅行に行く機会が多かったので、「いつかは長期的に外国で生活したい!」と考えていたことがきっかけです。ドイツ留学を決心した理由は、大学入学時から第二外国語としてドイツ語を学び始め、英語と共にドイツ語の語学力を向上させたいと考えたからです。
留学するために行った準備や勉強を教えてください。
ドイツ語、英語、成績維持の三つに力を入れました。 英語はTOEICを定期的に受験し、留学のために必要であったIELTSのための勉強をする程度でした。ドイツ語は学校の授業に加え、日独協会の授業や「Vollmond(フォルモント)」というサイトのオンライン会話にも参加しました。
受験した語学試験があれば教えてください。
IELTS
- 2022年9月:overall6.0点
ドイツ語検定
- 2020年12月:4級
- 2021年6月:3級
- 2022年1月:2級
留学先の国・大学・プログラムを選んだ理由は?
どうしても「ドイツに留学したい!」という思いがあったので、ドイツの大学に出願しました。探している時に、先輩の留学報告書やジーゲン大学のホームページを見たところ、ジーゲンは暮らしやすく、大学としても環境に力を入れているという記載があったため、環境に興味があった私はジーゲン大学への留学を決めました。


準備の段階でしておけばよかったこと、留学に持っていけばよかったと思うグッズはありますか?
大体のものは現地で購入できますが、日本食は高価なので、調味料などを持って行くことをお勧めします。また、外国人の友人に日本の宗教について質問されて、回答に困った経験があるので、日本についての知識を再度、復習しておくと良いかもしれません。

留学生活について
留学の目的や目標を教えてください。また、それは達成できましたか?
ドイツに行って環境について学びたかったため、生活の中での環境配慮には注視していました。ドイツは政策レベルでの取り組みが行われているため、社会の根底から環境意識が形成されていると実感することができました。
自分の性格面では、「自分の意思をはっきり言うこと」「周りの人の意見の違いに寛容になること」ができたと思います。語学のレベルは分かりませんが、話すことに対する苦手意識はなくなりました。

留学先で学んだ学問について教えてください
- 明治大学で学んでいる分野:商学
- 留学先で学んだ分野:経済学
私が履修した授業の中で一番印象に残っているのは、ヨーロッパと国際経済法の授業です。法律について学んだことがなかったので、授業の初めに法律が書かれた分厚い本をもらった時は不安でいっぱいになりました。しかし、予習復習を入念に行い、徐々に理解できるようになったことで楽しさを感じることができました。いまさらですが、法学部に入れば良かったと思うほど、EU独自の法律の勉強は楽しかったです。

留学先で起こしたアクション、挑戦したこと、意識したことは?
語学力アップを目指して積極的にパートナー探し
ドイツ語を練習するためのパートナーを見つけるために、ジーゲン大学で開講されていた日本語初級のクラスに赴いたり、友人に紹介を頼んだりして、ドイツ語を練習する機会を得ることができました。また、留学生との交流を通して、英語力の向上にも力を入れました。


ドイツならではの体験
「ドイツでしかできないこと」をたくさん経験しました。私はサッカーが大好きなので、電車で6時間かけて一人でブンデスリーガの試合を見に行きました。初めての観戦であったため、あまりの熱気に圧倒されました。

また、ドイツの冬の風物詩である、クリスマスマーケットにも多く訪れました。

特に印象に残っているのは、ドイツ連邦の歴史博物館を訪れた時の出来事です。家族連れが多く、両親が子どもにドイツの戦争の歴史を一生懸命説明している姿を多く見かけました。日本ではあまり見かけない光景に、同じ敗戦国でありながら、日本とドイツの歴史教育の差を感じました。
メッセージ
留学を通して感じたこと、自分の成長した部分はありますか?
留学に行くと、他人との交流時間とともに、孤独な時間も多くなります(人によると思いますが、私は孤独を感じることが多かったです)。つまり、自分自身と向き合う時間が多くなります。これは意外とつらいことで、留学生活を送る中で一番つらいと感じたことです。しかし、留学が終わった後には、自分がどんな人間なのか客観的に見る力が身に付いていました。
後輩へのメッセージをお願いします
ドイツへの留学を強くお勧めします。ドイツ人の英語力の水準は非常に高く、ドイツ語が話せなくても十分に生活できます。観光地も多いので、よく電車は遅れますが交通の便が良いです。なにより、親切でフレンドリーな人が多いです。電車でも隣に座った他人に話しかけて仲良くなっている姿をよく見かけます。
その他にもドイツには素晴らしいところがたくさんありますので、それをぜひ肌で感じてほしいです。

※記事中に掲載した写真は撮影時のみマスクを外すなどの配慮をしております
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